華 ページ29
『…雨つまんないー』
瀬呂「そうか？俺結構好きだぜ？」
『だって…湿気でベタベタするし、くせ毛もくるくるになっちゃう…』
私は瀬呂と傘をさして並んで歩いていた。
ちょうど、寮の買い物をして帰っている途中いきなり降ってきた。
今日の朝までは晴れてたのになぁ…
瀬呂「…あ、Aこっち。」
『うぉ。』
今まで道路側に歩いていたのを気づいたのか瀬呂は道路側に自分から移って、私は店がいっぱい並んでいる方になった。
…こーゆー時は優しいな瀬呂。
『…ありがとね』
瀬呂「なんのことー？」
『確信犯め…あ、可愛い…』
私が目に止まったのは花屋に置いてあった色とりどりのアジサイ。
私は紫色のアジサイに目がいった。
雨で花びらにしずく。とても綺麗。
瀬呂「おー、本当だな…」
『雨はあんまり好きじゃないけど、雨の日だけに見れる綺麗な華とかは好き…』
瀬呂「お前、綺麗なものとか芸術的なもの好きだもんなー」
『それ言うんだったら瀬呂もじゃない？』
瀬呂「そうか？てっきりお前の頭の中では上鳴と同じくくりに入ってると思ってたわ」
『上鳴ってそーゆーの興味ないの？』
瀬呂「わかんねー笑 ってか、もう行くぞ？」
『えー…まだ見ていたい…』
瀬呂「前も同じこと言って遅くなって八百万を心配させたろー」
『でも…絵も描きたい…』
私がわがままを言っていると、瀬呂は花屋の中に入って行ってしまった。
…言い過ぎちゃったかな。
そう思っていると瀬呂は駆け足で戻ってきた。
瀬呂「店ん中にも同じ色のアジサイあったから買ってきた。描きたいって言ってたよな？だから、外のアジサイ撮ってもいいって了承貰ってきたから、写真撮って家で描けよ？」
『…え』
瀬呂「えってなんだよー。人がせっかく親切にしてやってんのにー」
『ごめん…笑 なんか驚いちゃって…』
瀬呂は「なんだよそれー」と笑いながら外のアジサイを撮ってくれて、また歩き始めた。
『…ありがとう』
瀬呂「…どーいたしまして」
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勝天Runa - ひっど!!!!!!!!!!うちアニメ大大大好きですよ!アニメが好きって言うことは虐めて良い理由にはなりませんから！貴方が何処にいるかは知りませんがいつでも占いツクールに来てください！貴方の物語が誰かを楽しくしますから！応援してます!!! (2021年3月23日 18時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
美亜 - 私は昔、虐められてた子を助ける事ができませんでした。私はその事をとても後悔しています。そして小説を読む事によって作者さんを救う事が出来るのなら本望です。あと助けられなかった子への罪悪感が少し消える気がしました。作者さんこれからも頑張って下さい！ (2020年4月1日 12時) (レス) id: 468535a8f1 (このIDを非表示/違反報告)
きー - 大丈夫そういう時はこいつらはこういう事しか出来ない可哀想な人達なんだと思ったらいいってうちの友達がいってたから 別に何か悪いことした訳じゃないんやろ？そうなんやったら思いきって録音とかして校長とかに聞かせればええ (2020年3月6日 22時) (レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
チョコドーナツ - 本当に辛いですよね アニメ好きじゃダメなんですかね 応援しているので頑張ってください ヒプノシスマイク私も好きですよ！ (2019年2月23日 14時) (レス) id: 812eb0f673 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラ猫(プロフ) - 私もいじめられたことがあります。一年間無視されたり陰口言われたりしました。ある漫画で…自分の好きなものことは自信を持て!他人なんて気にすんな…とありました。ここでは同じことがあった人がいっぱいいると思います。これからも頑張ってください。応援しています (2019年1月28日 20時) (レス) id: 400aff0a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すだひょん。 | 作成日時：2018年9月12日 20時
