Detour love (ページ29)

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YGスタッフさん、スンちゃんと何故かホストクラブに行く事になった事をその日の夜ジヨンに報告した。

ジヨンは俺も行きたいなんて羨ましがっていた。

初めて行ったホストクラブは想像以上のところだった。

VIP室に通されて他の人にはあまりわからないように配慮してくれた。

スンちゃんは仲良くなったナンバー1の人と更に仲良くエセ関西弁で話してる笑

ジウンさんは韓国にはいないようなチャラ男系のホスト達に初めからテンション上がりっぱなし。

わたしはヘルプのホストと当たり障りのない会話をし、ただただ飲む、時たまジウンさんの通訳

するとナンバー1が私の隣に。

「はじめまして、十座です。」
「あっはじめまして。」
「なんて呼んだら良いですか？？」
「えー？！っと」
するとスンちゃんが
「Aヌナ緊張してるー」ってからかってきた

「あっAさんてゆうんやね。」
「もう、スンちゃん!!」
「アノ実は俺、ほんとにこの前一目惚れしちゃって、スゲータイプ」
「もう、ほんまやめてやめて、さすがやなー！」
関西弁で話されると思わず関西弁になってしまう。

「Aちゃん関西人？」
「あっそうそう。地元です」
「へぇーすごいやん！BIGBANGと一緒に仕事してんねんやろ？韓国語もできるし、今度俺にも教えてーや」
「いや、なんでやねん」
「えーわーそのノリ！！ますます惚れるわ！」

スンちゃんが「ヌナ嫌がってた割には楽しんでますやん」

「辞めとけ。スンリ。」
「ヌナコワーイ」

確かにお酒のせいもあってちょっと楽しくなってきている。関西人とも久しぶりに会ってテンション上がってしまった。

十座の口説きはそれからもひつこく、うまく交わしていたけど、強引に電話番号が書いた紙を無理やりカバンに入れられた。

3時間ばかり滞在して、帰るのを嫌がるジウンさんを説得して、ホテルに戻った。