もう子供じゃない (ページ24)

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22話目ページ24

雷門中にバスが到着した。

ここで解散になる。

虎丸『Aさん！起きてください！』

『ん？あっ、虎丸！おはよう？』

虎丸『お、おはようございます…』

ちょっと虎丸も心なしか引いてる

風丸『Aー？また寝てたのか、帰るぞ』

『あっ、うん！待って風丸！』

私たちはバスを降りて歩き出した

『風丸、今日怒ってなかった？どうかしたの？』

風丸『Aのせいだけどな』

思い当たる節が幾つかあるので言ってみた。

『あっ、妬いちゃったのか！かわいいなあ！一郎太は！』

そう言うと、一郎太はあたしの手を引いて校舎裏ま

で連れ出した。人気のない校舎裏。

校舎の壁があたしの背中に当たった。

これは壁ドンというものか。

風丸『俺だって妬くよ。A、もっと自分が可

愛いこと自覚して？俺だって心配なんだから』

そう言って優しく私に優しくキスを落とした