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File6 ページ7

Z.Matuda




俺の隣で寝てるA。




「コイツ本気で寝てるよ…。」




「どうすんだ?俺ら女子寮入れねぇぞ。」




「起こすのも可哀想だしな。」




かといって、男子寮に入れるのも無理だろ。




「松田、A頼むわ。」




「はぁ?なんで俺。萩原が…。」




「じんぺーちゃん??」




「わぁーった、わぁった。」




渋々俺は会計を済ましたあと、Aをおぶって萩原の隣を歩く。




「ありがとな、皆。」




「松田がお礼なんて珍しいな。」




「なんだよそれ、ひでぇな。」




「松田はAちゃんのこと好きなんだね。」




「だから違ぇって!」




「んっ…松田…。」




寝言か…寝言でも俺の名前呼ぶって、何考えてんだ。




「Aは、色々背負ってるんだよ。
昔は俺たち以外まともに話せるやついなかったしね。」




「え?そうなの?」




「あぁ…Aはある事件で両親を失ってんだ。」




「ちょ、じんぺーちゃん。」





「いずれ話すんだからいいだろ。
それに、Aの両親殺した犯人はまだ捕まってねぇんだし。
守るやつがいっぱい居ればコイツだって安心だ。
俺がいつまでも傍に居れるとは限らねぇし。」




「松田、Aの両親の事件って…。」




「謎の組織に殺されてる。しかも正体不明、黒の服を着た奴らだ。」





その謎の組織は俺たちが安易に踏み込めそうにもない組織。




Aがその現場に当時居たとしたら、向こう側がコイツの顔を見てるかもしれない。




だったら尚更一人で居させられねぇだろ。




「Aの両親殺した奴、ぶっとばしてやりてぇな。」




「俺たちで捕まえようぜ。」




「あぁ、必ずな。」




A、心配すんな。




俺もついてるし、今はコイツらもいるからな。

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反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» 読んでくださってありがとうございます。松田さんはやっぱり神だしカッコイイなとも思います…!から紅は割と私の中でも気に入ってます。笑そこまで読んでくださってありがとうございます! (2023年4月21日 21時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - 55話とか、スリリングすぎて心臓壊れるかと思いました。けど松田さんってやっぱり神だなーって原作でも思いましたけど反町さんの小説を読んでもつくづく思いました。から紅とかめっっっちゃよかったです。 (2023年4月21日 20時) (レス) id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» ありがとうございます!面白いと言ってくださって嬉しいです!ありがとうございます! (2023年4月20日 20時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - コメント失礼します!私占ツクで警察学校組の話をたくさん読んでいたんですけど一番私が面白いって感じてしまったのでコメントしました。更新楽しみに待ってます (2023年4月20日 20時) (レス) @page9 id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - だすとちゃん。さん» オリジナルと原作沿いなので一切パクってはないです…似ているのであればそれは申し訳ございません。似たような作品になってしまい申し訳ございません。一切パクリでは無いです。 (2022年4月18日 19時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年4月15日 22時

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