File34 ページ37
Z.Matuda
高木の車で先に本庁に送り届けてもらった後、
俺達は資料室で例の七年前と三年前の事件の資料を読み返した。
「にしても俺達を巻き込んだ爆弾事件で、こんな事になるなんてな…。」
「まぁかと言って、Aがあんな無茶する理由にならねぇけどな。」
「じんぺーちゃん、まだ怒ってるの？」
「その呼び方いい加減やめろつってんだろ。
つうかなんだよ…あの犯行文にあった赤って…。」
「赤と言えば、ポストとか消防車…。」
「いや、七年前と三年前と同じっつうことは…。」
だぁ〜！もう、なんだこれ、、。
「じんぺーちゃん！あれだよ！あれ！」
「…あ？なんだよ、あれって…。」
「赤い鉄の箱、、！」
「「東都タワーか！！」」
萩と顔を見合わせて資料室をすぐに出て、
本庁の地下駐車場に向かって俺の車に乗り込んだ。
・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Youside
東都タワーに着いて近くに車を止めて走って向かった。
「ここにあるのか…？」
七年前と三年前と同じようにはさせない、絶対に。
そう思って向かおうと思った時に、
パシッ
「松、田…。」
なんで、どうしてここに？
「なんでここにいんのかって顔してんな。」
松田…私は、松田のいつもより低い声に何も言えなかった。
それに、松田の隣に立っている萩原も…何も言わないけど、
いかにも怒ってますっていう雰囲気が丸出しだった。
「松、田…ねぇ、離して…。」
「お前、俺らがここにいる理由わかってねぇのか？」
「…え…？」
「一人で勝手に行くんじゃねぇつってんだ！！！」
松田の声が異様に、いや絶対にこの場にすごく響いたのは、
気のせいじゃないはずだ。
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反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» 読んでくださってありがとうございます。松田さんはやっぱり神だしカッコイイなとも思います…！から紅は割と私の中でも気に入ってます。笑そこまで読んでくださってありがとうございます！ (2023年4月21日 21時) (
レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - 55話とか、スリリングすぎて心臓壊れるかと思いました。けど松田さんってやっぱり神だなーって原作でも思いましたけど反町さんの小説を読んでもつくづく思いました。から紅とかめっっっちゃよかったです。 (2023年4月21日 20時) (レス) id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» ありがとうございます！面白いと言ってくださって嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年4月20日 20時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - コメント失礼します！私占ツクで警察学校組の話をたくさん読んでいたんですけど一番私が面白いって感じてしまったのでコメントしました。更新楽しみに待ってます (2023年4月20日 20時) (レス) @page9 id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - だすとちゃん。さん» オリジナルと原作沿いなので一切パクってはないです…似ているのであればそれは申し訳ございません。似たような作品になってしまい申し訳ございません。一切パクリでは無いです。 (2022年4月18日 19時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：反町ゆうり
| 作成日時：2022年4月15日 22時
