警察学校組の同期。【名探偵コナン】【1】

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Youside




また松田と萩原を巻き込んで、死んだりするんだったら…私が、




私がその犯人を殺してやる。




「ねぇ…教えてくれない？
どうしてこの爆弾犯は警察を目の敵にしてるの？」




「「ガキがなんで車に乗ってんだ！？」」




「(二人してガキ呼ばわりかよ！)




ねぇ、答えてよ…。」




「7年前の事件の時、爆弾犯は二人いた。
爆弾が仕掛けられた場所は都内にある二つの高級マンション。
要求は10億円で、住人が一人でも避難したら即、爆破するっていう予告だった。
一つはなんとか時間内に解体できたけど、
もう1つは手間取って仕方なく爆弾犯の要求を飲む事にし、
起爆装置のタイマーは、爆弾犯のリモコンによって止められて、住人は全て避難し、事件は終わったかに見えた。
ところがその30分後に突然爆弾犯かの一人から警察に電話が入った。
”爆弾のタイマーがまだ動いてるってどういう事だ？”ってね。
多分、その頃TVで流れた事件を振り返るVTRの部分だけを観て勘違いしたんだろうけど、警察は、爆弾犯を確保する絶好のチャンスだと思い話を引き伸ばして逆探知に成功し電話ボックス内にいる爆弾犯を発見…でも運悪く、慌てて逃げた爆弾犯は、逃走中に車に跳ねられて死亡。」




「じゃあどうして爆弾犯がもう一人いるってわかったの？」




「止まってたはずのタイマーが突然動き出したのよ。」




「そのもう一つの爆弾を解体しようとしてたのが俺ってわけだ。」





「え？萩原刑事が？」




「あぁ、ゆっくり解体しようとしてたんたが…6秒手前でタイマーが復活。
ちょうどそのときAが俺達がいる階に来て、爆発寸前に俺を一緒に逃がしてくれたんだ。
まぁそのそのせいでAの腕には火傷の傷痕ができちまったけどな。」




「多分、そのときにその爆弾犯は思ったんでしょ。
我々警察がウソの情報をTVで流し、仲間を罠にかけて殺したって。」




まぁこの私の腕の傷痕は、忘れちゃいけないことだから。
誰が忘れるかっつの…萩原と松田を危険に晒した犯人を。

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