警察学校組の同期。【名探偵コナン】【1】

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Z.Matuda




Aをゴンドラに乗せずにすんだはいいが、
さっきから電話がうるさいほどに鳴り響く…なんだよ。




「うっせ…《松田！1コールで出ろ！1コールで！》」




うるっせぇな！耳元で騒ぐんじゃねぇ！」




こんな時まで俺の調子狂わせる気か！
爆弾を見ると、水銀レバーがあるのがわかる。




《ねぇ、でも大丈夫なの？》




「あぁ…だが今の振動で妙なスイッチが入っちまったぜ…水銀レバーだ…わずかな振動でも中の玉が転がり玉が線に触れたらオダブツよ。
お前、俺の肉片見たくなきゃこいつを解体するまでゴンドラを動かすんじゃねーぞ！」




《肉片って…冗談じゃないわよ！爆発まであと5分もないんだよ！？》




「フン…この程度の仕掛け3分もありゃ…。」




なるほどな…これはもう、Aを巻き込む訳にはいかねぇ。




「またヒントがわかったら連絡するぞ。」




《ヒントって？ちょっと待ちなさいよ、ヒントが出るのは三秒前でしょ！？》




「おっと、もう電池が切れそうだ…じゃあな…。」




・




＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Youside




松田との連絡でヒントが出るのが三秒だとわかった。
いやでも…三秒前って、松田…死なないで！！！




「おいコラ松田！！！勝手に電話切るんじゃねぇ！！！」




《もう時間がねぇ、すまんな。》




「待てってば！！！松田ぁ！！！」





なんでよ…なんでっ…！！！！
待って…思い出して…あの爆弾のFAXの予告！！！




円卓の騎士…ダメよ、松田…お願いだから、逝かないで…！！！
私を一人にしないで！

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