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File19 ページ21

Youside




松田が考えてることなんて、大体わかる。
あいつなら…あいつなら一人で観覧車の爆弾を止めるはずだ。




「円卓の騎士は待ってなかったが…代わりに妙な物が座席の下に置いてあるぜ…。」




「ま、まさか爆弾!?」




「ちょっと松田!」




「大丈夫…こういうことはプロに任せな…。」




「ねぇ、待って!松田ってば!!!」




「A!待ちなさい!」




美和子に腕を掴まれて引き止められた私は、
唖然と松田が乗った観覧車を見ることしか出来なかった。




「でも、プロってどういうこと?」




「松田は…あいつは…去年まで警備部機動隊の中にある爆発物処理班にいたんだよ。」




「じゃ、じゃあ…松田君が前に言ってた彼の親友とAを巻き込んだ事件って…。」




「えぇ…4年前の11月7日、爆弾解体中に巻き込まれた事件のこと。
それがこの私の傷痕の事件に関係あるんだよ。」




松田…なんで、一人で観覧車の中に行くの?
私を一人にしないでよ…!!




「その時…別々の場所に爆弾が仕掛けられてて…一つは松田が解体したらしいんだけど、もう一つは萩原が解体しようとしたけど間に合わなくて…でも、防護服を着ていた萩原は助かって、
私は代わりに逃げ遅れて瓦礫の下敷きになって…こうなったの。」




「まぁ、一周してゴンドラが降りてきたら引きずり出しましょう…。」




白鳥君の言葉の後にまた、近くの制御盤が爆発した。
その瞬間に観覧車の動きが止まった。




「と、止まった!?」




「早く消化器を!」




「は、はい…。」




「でも変だなぁ、火はほとんど消したのに…。」




あんのバカ、電話にぐらい出なさいよ!!!!

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反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» 読んでくださってありがとうございます。松田さんはやっぱり神だしカッコイイなとも思います…!から紅は割と私の中でも気に入ってます。笑そこまで読んでくださってありがとうございます! (2023年4月21日 21時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - 55話とか、スリリングすぎて心臓壊れるかと思いました。けど松田さんってやっぱり神だなーって原作でも思いましたけど反町さんの小説を読んでもつくづく思いました。から紅とかめっっっちゃよかったです。 (2023年4月21日 20時) (レス) id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» ありがとうございます!面白いと言ってくださって嬉しいです!ありがとうございます! (2023年4月20日 20時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - コメント失礼します!私占ツクで警察学校組の話をたくさん読んでいたんですけど一番私が面白いって感じてしまったのでコメントしました。更新楽しみに待ってます (2023年4月20日 20時) (レス) @page9 id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - だすとちゃん。さん» オリジナルと原作沿いなので一切パクってはないです…似ているのであればそれは申し訳ございません。似たような作品になってしまい申し訳ございません。一切パクリでは無いです。 (2022年4月18日 19時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年4月15日 22時

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