警察学校組の同期。【名探偵コナン】【1】

File15【揺れる警視庁1200万人の人質】 ページ17

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「ここまでが私と松田と萩原の事件かな。」





「へぇ…松田刑事って、案外優しいのね。」




「普段はあんなに怖そうなのに…。」




今は子供達にたまたま道端でばったり会ったため、
松田と萩原と私の馴れ初めみたいな事件を説明してあげていた。




「もっと他にもあるんでしょ？」




「え？何がよ。」




「松田刑事との馴れ初めだよ。」




「あのねぇ…こんなのは子供が聞くもんじゃないの。
つか、なんであんたらにこんなこと話さないといけないの。」




「最初乗り気だったじゃねぇか。」




「あぁ…しゃーないでしょうよ、どうしても聞きたいって言うから。」




「それでそのあとのことは？」




「ったく…そんでもって、移動してきたのが松田って知った時は驚いたよ。」




-回想-




「彼が本日付けで捜査一課強行犯係に配属された松田陣平君だ！
彼は去年まで警備部機動隊に所属していた変わり種でな…。」




「よしましょうや警部さん…田舎から出て来た転校生じゃねーんだから…うざってぇ自己紹介なんざ意味ないでしょ…こっちは、
来たくもねぇ係に回されてキレかけてるっていうのによォ…。」




「何が来たくもねぇ部署だよ。
しかもカッコつけてんじゃねぇよ、松田。」





私の隣に居た伊達がそんなことを言う。
しかもなんで移動することをこっちに言わなかったわけ？




「まぁにしても、爆弾で吹っ飛んだかと思ったわ。
連絡もよこさないなんてどういうつもり？
移動するならするで先に言いなさいよ、このくそ天パ！」





「うるっせぇな！くそ天パはねぇだろ、くそ天パは！
大体お前と一緒に居ると足でまといなんだよ、このバカ。」





「はぁ！？意味わかんねぇ。大体萩置いて一人で捜査一課？
足でまといはどっちだよ！」





「うるせぇ、そもそも萩は関係ねぇんだよ。
いちいち突っかかっってくるんじゃねぇ！」




「なんだと…？！」




「おい落ち着け！こんなとこで夫婦喧嘩すんな。」





「「夫婦喧嘩じゃねぇんだよ！！」」




「(うわ、仲良いかよコイツら…。)」




夫婦喧嘩ってなんだ、伊達。
しかもなんなんだよあの松田の態度。





ほんとに腹立つわ…足でまとい？
捜査一課に来たばっかりの松田に言われたくねぇわ。

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