File11 ページ13
Z.Matuda
Aが警察病院に運ばれていくのを見て、萩の元に駆け寄る。
「萩!!」
「松田。」
「Aは?!どうなったんだよ!!」
「俺を庇って…瓦礫の下敷きになった。
すぐに瓦礫をどかしたはしたが…。」
「くそ…!」
「悪い、俺のせいだ…俺がAを…。」
「んな事言ってる場合か!」
焦っている萩を落ち着かせて自分も落ち着かせた。
A、そのまま逝っちまうんじゃねぇぞ。
・
事件が片付いて萩と二人で警察病院に向かった。
「萩、そんな暗い顔すんな。」
「だけど…。」
「あいつなら大丈夫だろ。」
”星野A様”と書かれた病室のドアを開けた。
「いや〜ビックリしちゃってさ…だって急に爆弾ドカンって爆発すんだよ?」
電話越しに会話をしてるAは、ピンピンしてやがった。
「あ、ごめん…切るね、ちよっとお客さん。
え?あ〜松田と萩原だよ、え、変われ?わかった。」
「は?俺?」
「伊達だよ、伊達。」
そういえば、Aと同じ捜査一課だったか。
携帯電話を受け取って耳に当てる。
《よぉ、久しぶりだな。》
「あぁ。」
《Aをあんまり怒んないでやれよ?
アイツならやりかねない事だったのはお前らもわかってんだろ?》
「お前もう話聞いたのか?」
《あぁ、色々相談にも乗ってたわ。
泣きながら言ってたよ、アイツらが居なくなったらどうしようってな。》
目の前にいるAを見る。
《ま、それとこれとは話が別だとかお前なら言いそうだがな。》
「当たりめぇだ、すまんな伊達。わざわざAの相手。」
《いいってことよ、じゃそのまま切っても構わねぇから。》
「おう。」
伊達との連絡を切ってAを再び見ると気まずそうな顔をしていた。
672人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» 読んでくださってありがとうございます。松田さんはやっぱり神だしカッコイイなとも思います…!から紅は割と私の中でも気に入ってます。笑そこまで読んでくださってありがとうございます! (2023年4月21日 21時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - 55話とか、スリリングすぎて心臓壊れるかと思いました。けど松田さんってやっぱり神だなーって原作でも思いましたけど反町さんの小説を読んでもつくづく思いました。から紅とかめっっっちゃよかったです。 (2023年4月21日 20時) (レス) id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» ありがとうございます!面白いと言ってくださって嬉しいです!ありがとうございます! (2023年4月20日 20時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - コメント失礼します!私占ツクで警察学校組の話をたくさん読んでいたんですけど一番私が面白いって感じてしまったのでコメントしました。更新楽しみに待ってます (2023年4月20日 20時) (レス) @page9 id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - だすとちゃん。さん» オリジナルと原作沿いなので一切パクってはないです…似ているのであればそれは申し訳ございません。似たような作品になってしまい申し訳ございません。一切パクリでは無いです。 (2022年4月18日 19時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年4月15日 22時