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S.Natori
結局あの後、Aとまともに話せず仕事が始まった。
医局に入れば白石先生がデスクに座っていた。
名取「……なんですか？」
白石「あ、ううん……ねぇ、名取先生って、なんでうちに来たの？」
名取「父親に、ここに行けって言われたからです。」
……ただそれだけ、だと最初は思ってた。
でも、後からAも翔北くに行くって聞いた時は、
名取「……あと、」
白石「ん？」
名取「アイツも居たから、ですかね。」
それだけ言って俺は医局に入らずに出た。
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『……藤川先生。』
藤川「え？あぁ、どうした？」
『あ、もう時間ですよね…』
藤川「いや、まだ大丈夫だよ。」
『折り入って、ご相談が…』
藤川先生…和くんに、帰る前に相談しておこうと思って。
今朝言われたこと、颯馬に言われたこと…私だけじゃわかんない。
藤川「これ、飲んで元気出せ。」
『……ありがとう、、』
甘い缶コーヒーを和くんに貰ってドクターヘリの前で話す。
藤川「……で？どうした、俺に相談って珍しいよな？」
『うん、お姉ちゃんの事もあるから…和くんがいいかなって。』
藤川「はるか？」
『……うん、ねぇ、お姉ちゃんが妊娠って聞いた時さ…
和くんってどう思ったの？』
藤川「……正直、戸惑ったし、驚いたよ。でも嬉しさもあった。
だけどこんな俺でも父親になりたい、って。
はるかとお腹の子を守りたいって思った。
はるかもそれは同じだった…だから、今はちゃんとやれてる。」
『そっか…そう、だよね。』
颯馬だって、軽はずみに言ったわけじゃないのはわかってる。
わかってるけど…私は、私自身がわかんないって誤魔化してるだけ。
藤川「こんなこと言うのもあれなんだけどさ…名取となんかあった？」
『……えっ！？』
藤川「あ、いや…これは俺の見た感じからだよ？
また余計なこと言うなってはるかに怒られたから…」
余計なこと、ね…笑
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反町ゆうり(プロフ) - soraさん» 見てくださってありがとうございます！アンケートかしこまりました！ (12月10日 9時) (
レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - いつも楽しく見てます！！アンケートは➁がいいです！これからも頑張ってください！ (12月10日 8時) (レス) @page14 id: 246c6fd1e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：反町ゆうり
| 作成日時：2023年12月7日 9時
