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File357 ページ9

Youside





事件解決後、降谷と諸伏に呼び出された。





「んで、俺らを呼び出した理由はなんだ?」





「A、お前はコルウスの上層部に顔を見られていると言っただろ?」






「まぁ…小さい頃、両親の仕事先に行った私が…。」





両親が殺される現場にたまたま居合わせただけだ。





今でも忘れないよ、両手に両親の血がべっとりとついて…





”星野A。お前はまだ生かしておく。”




そう言われた男の顔はまだハッキリとは思い出せないけど、





「近々また、コロウスが動くと公安部の上層部が情報を手に入れた。」





「まさか、またAを巻き込むとか言わないよね?」





「俺らだけじゃ今回の事件はどうにもならない。






萩、松田、A。





俺らの協力者になってくれ。」





降谷が私達に頭を下げている。





「俺からも頼む。





お前らの力が改めて必要なんだ。」





諸伏もそう言って頭を下げていた。





「ったくお前ら…。」






「降谷、諸伏…頭上げて。」





私はそう言った後に萩と陣平の顔を交互に見た。






「もう覚悟は決まってる?」





「うん、もう両親の仇を取るって約束しちゃったから。





三年前に。」





そう、あの日。





久々に同期六人で集まったあの日に、決めたんだ。





「じゃあ俺も、Aを守んなきゃな。」





「班長…!?」





「いつから聞いてたんだよ。」





「初めからだな。」





「マジかよ。」





お父さん、お母さん。






絶対に二人の仇、取るからね。





「次に動くのはまだ何も情報がないからわからない。






ただ、情報がわかり次第お前らに随時連絡はする。」






「だけどゼロは例の組織にも潜入してるだろ?





だから俺らだけの連絡が取れるスマホをお前らに預けておく。」






そう渡されたのは黒い一台のスマートフォン。





中を開けば私達の名前と風見さんの名前がある。





「緊急用でしか使わないから、無くすなよ。」





「一番無くしそうなのは陣平っぽいけどね。」





「あんだと?」





「まぁまぁ…。」





この五人が居れば、怖いものは何も無い。





そう思える瞬間だった。

作者が失礼します。→←File356



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反町ゆうり(プロフ) - すいさん» リクエスト…ありがとうございます!感謝です!(泣)そのシーン今後考えてみようと思います!すい様こそお体に気をつけてください! (2022年11月8日 22時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - すいさん» 遅くなってすみません…(汗)漆黒の追跡者、わかりました!今度キリのいい所で更新していきます! (2022年11月8日 22時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 更新再開ものすごく嬉しいです😭😭😭リクエストなのですが漆黒の追跡者をお願いしたいです! (2022年11月8日 22時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年6月25日 8時

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