警察学校組の同期。【名探偵コナン】【8】

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Youside





そして被害者のニット帽の確認も頼んでいた。





「では、小暮留海さん…署まで御同行願いますか？」





「る、留海…。」





「で、でも…ハサミは？




毛糸を切るハサミがないとニット帽のボンボンは取れないでしょ？」





「爪切りを使ったんだろ？





爪を伸ばしていれば多田子さんが貸してくれると踏んで…。」





「そ、それはみんなあなた達の想像でしょ？





私がやったなんて証拠どこにもないじゃない！！」





「バレバレだよ…。」





「え？」





「だってお姉さんせっかく爪切り借りたのに爪切ってないじゃない！





これって今日はもう演奏どころじゃなくなるって…わかってたって事だよね？





爪なんか切る必要はないって…。」





「それに凶器の毛糸から萩江さんの血と共に出てくると思いますよ？





あなたの指紋も…現在の科学捜査では硬式のテニスボールのフワフワした表面からでも指紋を採取する事ができるようですから…。」





「そんなのデタラメだよ！！





留海があのニット帽を殺人の道具に使うなんて！！」





「そうだよ！だってあれは留海と一番仲が良かった朱音があんだ…。」





「そうよ…あの朱音が編んだニット帽だったから…





わざわざ使ったのよ…。」





「「え？」」





「朱音の恨みを思い知れってね！！」





留海さんが萩江さんを殺した理由は、





一番仲の良かった朱音さんという女性が、





萩江さんのせいで死んだと思い込んでいたからだと発覚。





後にそのせいで自 殺したと勘違いした留海さんが犯行を重ねてしまったのが理由だった。

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