警察学校組の同期。【名探偵コナン】【8】

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Noside





｢…なぁ、オッサン。｣





｢その子、知り合いの子？｣





｢…な、何を言って…｣





二人に話しかけられた男は、明らかに動揺している。
その手には帽子を被せられた女の子が眠っていた。





｢けどオッサン、おかしくねぇか？｣





｢この遊園地は親子連れが多い…まぁ、一人で来る人もいるだろうけどほとんどが親子。｣





｢けどオッサン、俺たちが１回すれ違った時は連れなんていなかったよな？｣





｢その時は…たまたまはぐれてて…｣





｢けどその女の子が履いている靴がない。｣






｢…えっ…｣





｢女子トイレから出るところを無理やり連れ去ってそんときにでも脱げたんだろ？｣






｢その子は抵抗したけど薬が何かで眠らされて抵抗さえできなくなった。｣






｢…んっ…｣





｢｢！？｣｣





帽子を深く被せられている女の子が起き、その瞬間に帽子が外れて顔がわかるようにそれはAだった。





｢…い…嫌だ…！！離して！！｣






｢お、俺はこの子と一緒に暮らすんだ！｣






｢あ、おい！！｣





｢やだ…！｣





必死に抵抗したAはその抱えられていた場所から降り、
走って松田と萩原の元まで行き松田に勢いで抱きついていた。





｢松田君…松田君…怖かったぁ…！｣





｢ったくよ…｣





｢おじさん、Aを自分の娘と重ねるのはわかるが…｣





｢(くそ…こんな所で捕まってたまるか！！)｣






｢｢あ、おい！｣｣






そしてその時は事件は解決したが…後に、あの警察学校時代のAの事件に繋がるとはこの時は思いもしなかっただろう。





こうして、三人は今の状況まで仲良くなり、
松田とAは恋人同士にもなったのだ＿＿

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