検索窓
今日:18 hit、昨日:7 hit、合計:15,376 hit

ページ33

Youside





落札した向日葵は今日1日は厳重な金庫に保管されるということで、そこまでは順調だった。




『すいません、少し御手洗に。』





杉下さんに小声で言っておき、私は会場から出てトイレに向かったが。




『…なんだ、あれ…。』




黒い服を着た数人の集団。
確かあの奥には向日葵がある部屋なんじゃ。




その数人の後をついていけば向日葵に手を付けようとしていた。




『ちょっと待ちなさい。』




「誰だお前…!」




『警察よ。』




「警察…!?」





『そのゴッホ、贋作なんじゃない?』




「なんでお前…。」




「おい!」




やっぱりね…贋作だから盗もうとしてるってわけ。
それにしてもよくできてるわね。




『それにしたって誰の差し金?』




「さぁな、お前は検討ついてんじゃねぇか?」




『…なるほどね、そういうことだったら…。』





「お前に捕まる訳にはいかないな。」




急に後ろから声がすればあの時の婚約者。




『…またあんた…。』




「あんたばっかりだと僕も悲しいな。
僕には秀悟って言う名前があるんだけどな。」





佐伯秀悟、先程(冒頭部分にて)紹介した建設会社の社長だ。




『佐伯建設の御曹司か何かしらないけど、私は______』





「君には囮になってもらうよ。」





『…っ…!?』




その瞬間急に意識が遠くなった。
…というよりかは、殴られたんだ。

地下貯水場→←向日葵



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:特命係 , 杉下右京 , 亀山薫
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rei - いつもゆうりさんの作品を見て感動してます!!応援してます!!頑張ってください!! (10月22日 20時) (レス) @page17 id: 1ac691a90a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年9月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。