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婚約者 ページ31

Youside




二人にさえまだ言ってないことあるのに。
私が鍵等財閥の一人娘で、実は…。




「あら、知らないの?
彼女は鍵等財閥のお嬢様なのよ。」





「A。」





「お前、どういうことだ?杉下警部も知ってたんですか?」





「いいえ、僕も初耳ですねぇ。」





「ちゃんと話してもらおうか?」





『あ、いや…だから、その…あはは…。』





「みっともない真似はよしましょうよ。」





私たちの会話を聞いていた誰かが、間に割り込んできた。




『あんた…。』




「僕に久しぶりに会ったというのに、その呼び方は悲しいな。」




「なんだお前。」





「Aに用があんのかよ。」





薫ちゃんと憲ちゃんは二人して私の前で仁王立ちして、腰に手を当てている。





そんな彼らに彼はと言えば、余裕の顔で話してるし私は気に入らないけど。




「僕はAの婚約者だよ。」





「こ、婚約者だァ!?」




薫ちゃんの声がその場に大きく響いた。




『ちょ、ちょっと薫ちゃん…!』





「お前いちいち声がでけぇんだよ!」





「あなた方がAの同期ですか。」




『言っておくけど、私は許したわけじゃないわよ。
あんたとの結婚、認めてないから。』




「…心配ない、もうすぐ来る。」





「てめぇ、Aに用があるなら俺を通せ!」





「そう言ってられるのも今のうちだぞ。」





「あっ!?」





「亀山、今は落ち着けよ。」





憲ちゃんが薫ちゃんを抑えつつも、私も完全にもうすぐでキレそうだったな…。

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Rei - いつもゆうりさんの作品を見て感動してます!!応援してます!!頑張ってください!! (10月22日 20時) (レス) @page17 id: 1ac691a90a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年9月14日 23時

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