双子の妹。9.【金田一少年の事件簿NEO】

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Aside




そしてそのみるくさんが殺された現場に着いたけど、
どこかに何故か違和感。




「あれ？この部屋、こんな暗かったっけ？」




「あっ…今は、三時。」




確かあの時…みるくさんが殺されたのは12時ちょっとすぎ。
はじめちゃんがカーテンを開けて外を確認した。




私もはじめちゃんの横で外を確認して…ようやくわかった。




「「わかったぜ/よ。みるくさん殺害のトリックが。」」




「えっ？」




そして部屋を一周確認。あっ…もしかして！！




「「待てよ/待って…あの方法を使えば、あの部屋を密室にすることができる。
だから杭を床まで打ち付ける必要があったんだ。」｣




「どういう意味だ？はじめ、A。」




「「全ての謎が一つに繋がったよ。




謎は全て解けた。」」




・




皆を剣持さんに集めてもらった。




「高遠が監 禁場所から姿を消しました。もしかしたら、
誰かを殺すために館内のどこかに潜んでるかもしれません。」




「怖い…。」




「どうすんのよ！？」




「何してんだよ？あんた刑事なら早く捕まえろよ！」




「とにかく単独行動は危険です。必ず二人一組で行動するように。」




剣持さんの言葉の後八重姫さん達の後を追った。
すると、犯人は八重姫さんを薔薇の毒針で殺そうとする瞬間だった。




「「そこまでだ/よ！引っかかったな/わね。
もう逃げられないよ。ローゼンクロイツ。」」




はじめちゃんが犯人が持っている薔薇を捨てた。




「それ触らないで。多分、猛毒が仕込んである。」




「高遠が姿を消したから行動を起こしたんでしょ？
高遠が閉じ込められたままだと犯行は、あいつのせいにはできないからね。
で、剣持さんにひと芝居打ってもらったってわけ。」




「皆さん、どうして自分がこの会に招待されたか分かりますか？」




「それは皆さん薔薇が好きでよく、
そういう催しに参加してたからじゃないんですか？」




「違うんだ。ある二つの条件を満たした人達だけがこの会に参加してるんだよ。」




「二つの条件？」




「一つ目の条件は、一年前ローズグラウンドホテルで起きた火災事故に居合わせたこと。
避難客リストにあなた達、
全員の名前と亡くなった方の中に美咲蓮花って名前があった。」




私は、タブレットでそのリストを見た時のことを思い出した。

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