双子の妹。9.【金田一少年の事件簿NEO】

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Aside




はじめちゃんと顔を見合わせたタイミングで、
剣持さんと畠山さんが部室にすごい勢いで入ってきた。




「あっ、はじめ！A！大変、大変…！」




「「どうした/の？おっさん/剣持さん。」」




「高遠が拘置所から脱走した。」




「「はぁ？」」




畠山さんの言葉を聞いたあと、皆で向かったのは喫茶店。
私の目の前で剣持さんはパフェをめっちゃ早食いしてる。




まぁ、相当悔しかっただろうね…悔しい以上か。




「でもさ…はじめちゃんって、ホント謎だよね。」




「え？何が？」




「へ？」




「いや今、俺のこと謎って言ったじゃん。」



やばっ…口に出してた。




「あ、ううん…やっぱり何でもない。」




急いで剣持さんの方を見て、隣でメニュー表を見てるはじめちゃんをちらりと見る。




「「…あ！用事、思い出した！剣持さん、行きましょう。」」




美雪ちゃんと佐木君がパフェ食べてる剣持さんを無理矢理立たせて連れて行こうとしてるし。




「まだ途中なんだよ！あ〜フルーツパフェ！
俺のフルーツパフェが！」




「剣持さんいいから早くしてください！」




何やってんの。笑




「ウエイトレスさん、パフェあのまま置いといてください！」




「あの二人付き合ってんのか？」




「なわけないでしょ。笑」




「だよな〜。」




ホント仲がいいね、あの二人は。笑

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