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Youside
｢ただいま。｣
｢真名美！おかえり。｣
｢たっくんただいみゃ〜。｣
『ちょっとそこでふざけないでよ。』
｢今から家宅捜索するんだって。金目のもの全部持ってかれるの。｣
｢えっ！？｣
私は例のファイルを饗庭の隣に立って確認した。
『それでは小沼真名美さま。あなたは市からの再三の催告の…
と、その前に…』
｢内田卓也さま〜。あなた、
小沼さんと交際する前に住民税の滞納がありますよね。｣
｢滞納？｣
私はファイルを一枚めくりそのページには｢内田卓也｣と名前。
そして徴収嘱託書の文字。
『当時お住いだった市から徴収を頼まれたんです。
覚えてますか？』
｢どういうこと？｣
｢それは…｣
｢資産状況についても調べさせてもらいました。
あなた何年か前に結構な額を株で儲けてますよね？｣
｢えっ！？｣
｢そんな大した額じゃないから。｣
小沼さんのあの反応だと、やっぱり知らなかったか…
『パチンコもめちゃくちゃ行ってますもんね。
この前も景品持ってましたし。』
｢それは…たまに行く程度で。ほら就職活動の息抜きに。｣
｢あっ、ハローワークね。
ハローワークにも調査依頼しましたところ、
あなたが通ってるっていう記録はございませんでした！｣
｢えっ！？｣
『しかも、あなた妹の学費どころか妹なんていない、ひとりっ子ですよね。』
｢そうなんですか？｣
戸籍謄本の兄妹の欄には空白。
『内田さん。私たちがその気になれば、
あなたの記録なんて徹底的に追うことができるんですよ。
だからそんなウソ、通用しないんです。
内田さん、人は一つ嘘をつくとどんどんその嘘が積み重なるんです。
その積み重ねが重なったら、もう戻れなくなる。
そうなる前に…本当のことを話した方がいいです。
私たちが本当にあなたのこと徹底的にこと細かく調べます。
公務員、ナメないでくださいね。』
そう…小さな嘘は、どんどん嘘をつくことをやめれなくする。
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反町ゆうり(プロフ) - 瑠衣さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (11月4日 19時) (
レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - 更新楽しみにしてます(*'▽'*) (11月4日 18時) (レス) @page30 id: 75445a456f (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - こんばんは(*^^*) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 01のここの台詞 ｢警察とは違い徴税吏員の捜索に裁判所の令嬢は必要ないんです。 立会人が必要なので加茂原さまにお願いしてもよろしいですか？｣ これ正しくは裁判所の礼状はではないんでしょうか？ (10月28日 22時) (レス) @page2 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみません。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (10月22日 12時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません(._.) 同期で一番守りたい存在だという。 だが、○○←名前の事になると感情的にある事もあるようで… 同期で一番守りたい存在だという。 これ正しくは感情的になる事もあるようで... ではないんでしょうか？ (10月22日 12時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：反町ゆうり
| 作成日時：2023年10月17日 8時
