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はじめside
Aお風呂まだ入ってんのかな?
「フゥ〜さっぱした!」
隣の部屋のぞいてみるか?←
「おい、ちょっ…!」
部長にそく止められた。
「こちらです。
お使いになったタオルはこちらのカゴにお願いします。」
一心さんが俺らの後に入って行き、タオルをカゴの中に入れる。
バタンッ
「ハァ、ハァ…。」
「入らないんですか?」
「え…あんな風呂、入れるか!」
一心さんはタオルをカゴの中に乱暴に入れて、部屋に戻ってった。
「何だよ?あれ。何怒ってんの?」
「いや、あの様子は怒りというより動揺?」
俺は風呂に服を着たまま戻り、中の様子を確認した。
特に変わった様子はねぇか…。
・
翌朝、私ははじめちゃんの部屋の前であるカードを持ち、
ノックする。
「はじめちゃん、起きてる?はじめちゃん?」
「A?A?」
「ローゼンクロイツからのカード読んだ?」
「なんでこんな時間に。」
時刻は五時前。こ朝早くから、
ローゼンクロイツから用意された手紙の場所へと移動した。
「何で、こんな朝っぱらから。」
「毛利さん、一体どういうこと?」
「いや〜私にも、さっぱり。」
はじめちゃんが扉を開けようとしたが開かなかった。
「鍵、掛かってる。」
「なんか変だな。」
「ただのお披露目じゃなさそうだ。」
「えっ?それって、どういう意味だよ。」
「テラスから中が見えるはずです。確認してみましょう。」
毛利さんの言葉で、私たちは例のそのテラスへと移動した。
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月15日 18時