▽ ページ8
Aside
二階の自分たちの部屋に向かう途中、部長に高遠との約束のことを説明した。
「えっ！？高遠のきょうだいを守る！？」
「約束しちゃったんだよ〜。」
「カァ〜！ウソに決まってんだろ。」
「まぁでも、あの感じだと捜されてるほうも高遠知らないな。」
私はあの電話を最初から聞いてるわけじゃないから、まだ実際信じられないっていうか。
「はじめちゃんは信じてるの？」
「ん？」
「あの高遠に、顔も知らない異母きょうだいがいてしかも、
それをはじめちゃんに守ってくれだなんて…。」
「あいつのことだ、ぜってぇなにか、たくらんでるって。」
「私、もしはじめちゃんに…。」
「大丈夫だって、心配すんな。」
そう笑顔で言ってくれたはじめちゃんにやっぱり安心する。
私たちは部屋の中に入った。
「あっ…あはは！」
なんか、部長が急に笑いだしたんですが？
「ハハハ。アハ〜！フッヒッヒッ…！薔薇だらけ！」
そう言い出した部長は、薔薇柄の布団に飛びついた。
「どうしよう、部長が壊れた。」
「元から壊れてんだろ。」
部長はしばらくして落ち着いて椅子に座って本を読んでる。
「部屋に風呂付いてねぇのか。」
「あっ、お風呂なら地下に大浴場があるって。」
「もしかして…混浴〜！混浴〜！混浴〜！(Aと入れたら、
見れちゃうの！？)」←
「金田一！」
「う〜い！」
はじめちゃんがさっきの部長状態になった。
「それは、ない。」
部長の言葉にはじめちゃんは、思いっきりしゅんとした顔をした。
この、ド変態←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：反町ゆうり
| 作成日時：2022年3月15日 18時
