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Youside
そんな時に限り、私のシーバーが鳴った。
灰谷〈A先生、駐車場の灰谷です。
急に呼吸状態が悪くなった人が…〉
『悪いってどのくらい？サチュレーションは？』
灰谷〈90%切ってます。意識が…〉
『酸素投与した？意識レベルが下がってるなら気道確保して。』
灰谷〈…挿管するの？〉
『当たり前のこと聞かないで！』
……！なに、やってんだ…私。
違う…灰谷先生だって、同じ状況で頑張ってるんだ。
白石〈灰谷先生、やれるだけやって。
すぐに誰か行かせるかか、私が行く。Aももう少し頑張って。〉
灰谷〈は…はい…〉
もう少し、もう少し頑張って。
『救出まであとどれくらいですか？』
「30分です！」
『まずい、かも…』
腕時計の時刻を確認して18時15分。
こんな時にまで…とは思われるかもしれないが、私は携帯を取り出した。
『お願いです、まだいてください…』
藍沢〈はい。脳外科医局です。〉
『藍沢先生、ですか？』
藍沢〈Aか？〉
『頭部外傷で意識不明の少年がいるんです。7、8歳です。
壁に挟まれてまだ動けてないです。救出まで後30分＿＿＿』
藍沢〈もういい、分かった。現場に向かう。〉
良かった…藍沢先生、来てくれるんだ。
私だけじゃ力になれない、力不足を感じた日でもあった。
藍沢「レベル下がったのは何分前だ。」
『藍沢先生！五分前にレベルが100から300まで落ちました。』
藍沢「脳ヘルニアを起こしてる。」
『救出まで20分です、病院まで持ちますか？』
藍沢「無理だな。ここで穿頭する。A、一人でよく頑張った。」
『いえ…私は何も…』
冴島「30代女性、救急車で搬送されました。こっちに入ります。」
『お姉ちゃん…』
藍沢「何してる。お前が一番重い患者に付きっきりでどうする。」
でも…私、
白石先生や藍沢先生たちにみたいに一人で診れる訳じゃない。
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反町ゆうり(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！かしこまりました、時間会った時にでもできたらやっておきます！ (12月10日 14時) (
レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - すっっごく楽しく読ませてもらってます！ちょっと欲を言うと、誰が喋っているのか表記があるともっと楽しく読めるようになると思うので、余裕があったら追記してくれると嬉しいです⭐︎ (12月10日 14時) (レス) @page17 id: 046701b798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：反町ゆうり
| 作成日時：2023年10月2日 17時
