What is the truth? 【ガリレオ】 (ページ2)

今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:1,903 hit

０１燃えるページ2

・

自室に携帯電話の着信音が響き、
ベットに寝ていたAは携帯電話に手を伸ばし、
着信相手を見た瞬間に即切りまた寝ようとしたが、
直ぐに電話がかかってきて再び携帯電話を耳に当てて出た。

『……もしも、』

〈１回目無視したろ？〉

『なに…なんの用？』

〈酷いな、そんな言われよう。
俺、明後日が貝塚北署最後なんだけどな。〉

『そう＿＿＿』

【あんたが最後の日は見送るわ。】

Aが数年前、自分で言ったことに後悔をしていた。
電話相手は大学と警察学校時代の同期、草薙からだった。

草薙〈後はお前、今日から現場復帰な。〉

『……はっ！？ちょ、急に決めないで……』

草薙〈いい加減仕事しないと体訛るぞ。
じゃあな、署で待ってるから。〉

『あ、ちょ、草薙＿＿＿！』

そのタイミングで一方的に電話を切られたAは、
携帯電話の画面を見つめた。

『ほんと、自分勝手…』

携帯電話を起き、再びAはベットに横になった。
数時間後、また起きて急いで準備し署に向かったのはまた別の話。