双子の妹。1.【金田一少年の事件簿NEO】 (ページ3)

今日:16 hit、昨日:25 hit、合計:79,494 hit

▽ ページ3

Aside

「アサリには海水シジミは淡水にすんでいるから、
基本的に種類としては全く別だ。ただ大きく言うと、
軟体動物門という同じ仲間ともいえる。じゃあ次のうち、
アサリに近い生き物がどれか、わかるものは居るか？」

「「はい！」」

「まぁ、七瀬とAはできて当然だな。」

今は授業中なんだけど、隣のはじめちゃんが気になる。
あ、はじめちゃんって言うのは私の双子の兄。

「Bかな？いや、Dかな？」

「はじめちゃんが勉強してる。」

「いや、これは…。」

私と美雪ちゃんの席ははじめちゃんの両隣だ。
はじめちゃんが勉強するなんておかしい。

「何だ、珍しくやる気じゃないか！よし、金田一答えは？」

「うん？何？」

「お前今、何やってんだ？」

先生がはじめちゃんの教科書を取り上げた。

「はじめちゃん!!」

「お前授業中何やってんだ！」

「すいません。ほら、はじめちゃんも拾いなさい！」

「全く…なにやってんの!!」

落ちた女の子達の写真を拾って、その写真を見る。
写真を見たら私が映っていて…B、微妙と書かれていた。

「Aちゃん？」

「贔屓目なしで判断してみました！」

「はじめちゃん！！！！」

全く…ほんとにはじめちゃん、馬鹿なの？
授業中に女の子の写真なんて見るもんじゃないよ！！！