双子の妹。1.【金田一少年の事件簿NEO】 (ページ11)

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はじめside

俺も何故かエキストラで役をすることになった。

「はい本番行くよ。よ〜い、アクション！」

「お疲れ、マミちゃんも休憩？」

「あっ、アヤノコウジ先輩。ちょっと気分転換で。」

Aが水道の蛇口を触ろうとした瞬間、

「うわっ！うわ〜！キャ〜！何やってんのよ、はじめちゃん！！」

「ごめん、そういうつもりじゃ…。」

カッターナイフの刃がなんでこんな所に…。

「カット、カット！」

「ちょっと何エキストラ余計なことやってんの？」

「ちょっと何やってんすか、先輩！」

「そうよ、いくらAちゃんが蔵沢先輩に…。」

「あ〜！！すいません。」

美雪、余計なこと言うなよな。

「取りあえずちょっと休憩！」

「OK、休憩！」

「星野、Aさんの服乾かしといて！」

「はい。」

「ごめん、A実はさ…。」

「すいません、どうしたらいいですか？」

「部室行きましょう。」

あ〜…もう、A怒ったよな…完全に。

「A！」

呼んでも振り向いてくれないし…だけどアイツ、
意外と鈍感な所あるし心配なんだよな。

「あら〜。」

「相当怒ってますよ。」

「誰かコーヒー持ってきて。」

「あ〜私やります。飲み物担当なので。」

「誰がこんなこと…。」

Aが怪我しなくて良かったけど、犯人突き止めねぇとな。