File101 ページ9
K.Hagiwara
Aは抵抗無しに…多分あの状態だと抵抗してない方が正しい。
陣平ちゃん…相変わらず真正面からいくな。
「星野刑事と松田刑事が…!」
「あっ、子供が見るもんじゃねぇ!」
「班長も静かにしろよ…気づかれんだろ!?」
入口付近であたふたしていて陣平ちゃんたちの方をチラ見する。
…すると、陣平ちゃんと目が合っちまった。
「…萩…テメェ…。」
「たまたまな、たまたまだよ。
子供達がほらな…?」
「萩原、言葉になってねぇよ。」
班長に突っ込まれた。
「松田刑事と星野刑事、キスしてましたよね!?」
「二人は恋人さんなの!?」
「「…恋人さんじゃねぇし、キスもしてねぇ!!!」」
顔を真っ赤にして声を揃える二人に、思わず苦笑い。
「絶対してましたよね?」
「手照れ屋さんなんだよ、きっと。」
「素直じゃねぇな。」
ハハッ…小学1年の子に言われてどうすんだよ、陣平ちゃんとA。
俺はまぁ…二人が結ばれるのをもう見守るしかないかな。
「で、どうしたの?
こんな大勢で来て。」
「あ、すまないな…この子達がAにお礼が言いたいんだって。」
「…お礼?」
「僕達助けてくれたの、星野刑事なんですよね?」
「あのお姉さんも助けてくれたんでしょ?」
「ありがとな、星野刑事!」
「…ありがとう。」
「…なんか、改めてお礼を言われるのも悪くないかも。」
「おい、あんま調子乗んじゃねぇぞ?
バカA。」
「…はぁ?言わせておけばバカってなんなんだよ!
この天パ野郎!」
「あんだと!?」
「おい、二人とも…ガキ共の前で喧嘩すんのかよ。」
班長が二人の喧嘩の静止に入り、珍しく納まった。
その都度二人が睨み合っていたのはまた別の話だ。←
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反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時