File97 ページ5
Noside
Aの右肩からは先程の弾丸の雨が突き刺さったのか、
血がドクドクと流れ始めている。
Aは痛みに耐えながらも必死でアクセルを踏んだ。
ホイールを推し続けるクレーン車の後輪は空回りして、
大量の煙を吹き上げる。
「止まれえぇぇ──っ!!」
Aはアクセルを踏み続けた。
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Z.Matuda
大観覧車の影から二人で外を見た。
「おい、あのクレーン車…!!」
「まさか、A__」
萩と二人で顔を見合せた瞬間に、ノースホイールの観覧車が止まった。
「「止まった、のか?」」
俺らもだいぶ傷だらけだったが立ち上がった。
その途端、
”松田!!”
笑顔で俺の名前を言うAの顔が脳裏にチラつく。
なんで今、アイツの顔が__
「…ちゃん、陣平ちゃん!」
「お、おぉ…萩。」
「A、ここにいるみたいだ。」
そう言って俺に見せてきたのは萩のスマホ。
「ったく、しゃーねーな。」
「行くしかないな。」
「あったりめぇだ。
この観覧車も止めたのも恐らくAだ。
アイツ…今度と言う今度は、許さねぇ。」
「陣平ちゃん…怖いって。」
怪我してるだろうがなんだろうがこちとら関係ねぇ。
一発ぶん殴ってAの気を正気に戻させる。
アイツはゴリラ並みの体力だから死なねぇとは思ってるが。
(色々とおかしくねぇか!?byA)←
…心配かけさせんじゃねぇよ、バカA。
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反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時