警察学校組の同期。【名探偵コナン】【3】

File115 ページ25

Z.Matuda




目の前にいるAを一発殴ってやろうと思ったが、




萩が邪魔して殴れねぇ。




大阪に来たのはいいが俺は正直乗り気じゃねぇんだよ。




「つーかテメェはいつまで萩の後ろに隠れてやがる。」




「いつまでも？」




「…はぁ？」




「俺は大歓迎。」




くっそ…かるたなんて耳に入ってこねぇよ、こんなんじゃな。




「萩、そこどけ。」




「陣平ちゃん殴っちゃうでしょ。」




「殴らねぇよ。」




「殴りそうな顔で言ってて信用ならないな。」




「お前…。」




んだよ萩のやつ！




「そーゆうたら、あの金持ちの姉ちゃんはどないしたん？」




「ああ…園子なら風邪でぶっ倒れてるよ。」




「でも知らなかったよ、和葉ちゃんがかるた部だったなんて。」




「合気道部と兼任やねん！




かるた部は新入部員が少のうて潰れそうやから、名前だけ貸して。




たまーに未来子の練習に付き合うために復活する、




ゾンビ部員みたいなモンやけどな…。」




「ゾンビ部員っておっかしい〜。」




「刑事さんら、どんだね喧嘩しとんねん。」




「だから喧嘩じゃねぇよ。




大体いつもお前が喧嘩ふっかけるから…。」




「はぁ？その言い方はないでしょ？




喧嘩ふっかけてくんのはどっちよ。」




「また始まった…。」



「賑やかで楽しそうやなぁ…まるでカフェにいるみたいやわ。」




…と俺たちをチラリとみた着物のJK。




第一印象、コイツ苦手だ。




「「…す、すまん/すみません。」」





いや、なんで俺が謝ってんだ。←

File116→←File114

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す