File112【から紅の恋歌】 ページ22
Youside
あれから数日後___
私達がやってきたのは、大阪市中央区にある日売テレビ
西の名探偵さんとその彼女さんとは初対面だ←
〈難波津に 咲くやこの花 冬ごもり〜 今を春べと 咲くやこの花〜〉
私達の目の前には着物を着た高校生と、
セーラー服を着た高校生が対面し畳に正座で座っている
〈今を春べと 咲くやこの花〜
あらし___〉
百人一首を読み上げる機械から三文字を読み上げた瞬間、
バシッ!
私たちのところまでかるたが飛んできた。
「すごっ…。」
「ここまでかるたが飛んでくるのか。」
探偵事務所のおじさんがかるた札を取ろうとすると、
「ああ、お構いなく。」
着物を着た女子高生は立ち上がってかるた札を取った。
「失礼します。」
「か〜わいい〜♡」
大の大人が鼻の下伸ばしてんなこと言ってるよ。
つーか大丈夫か、このおっさん。←
「べっぴんさんだよな!」
「アイドルみたい♡」
「着物もよく似合ってます!」
着物か…可愛いな、
一回は着てみたいかもとか柄にも無いことを思う。
「ってか、何で俺たちこんなところでかるた見てんだ?」
「せやから未来子が言うてたやん!
”対談前やから控え室で待っといて”って。
せやのにおっちゃんが、
あのキレイな子につられてこのスタジオに入ってまうから…。」
名探偵さんの彼女さんが呆れた顔で言う。
ほんと美人の子に弱いって…相手は未成年ですからね。←
627人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時