File108 ページ16
Z.Matuda
勢いで告っちまった。
Aの”ただの幼なじみ”っていう言動にイラついて、
俺はそんな気持ちでAとここまで一緒にいたわけじゃねぇ。
俺はAの唇に振れるようにキスをして、
Aの顔を再度見直したら酒のせいなのか赤くなってやがる。
「な、なにすんの…。」
「返事は今すぐじゃなくてもいい。」
「本気で言ってるの?」
「あぁ…俺は昔から、Aの事が一人の女として好きなんだよ。
…悪ぃか。」
「松田…。」
「あ、あんなとこにいたー!A〜!」
「ゆ、由美!?」
「あれ、なんで松田くんがこんなところに?」
そういや…佐藤と宮本と合コンのカラオケか。
にしてもだいぶ酔っ払ってんな…宮本の奴。
「あれ〜?なんで松田がいんの〜?
もしかしてAのことが心配で迎えに来たとか〜!?」
「宮本…テメェ…。」
「まぁまぁ、由美は私が送ってくから…松田君、
Aの送り頼んだわよ。」
「…わかってるわ。」
「ホント素直じゃないわね。」
「はぁ?」
宮本と佐藤は言いたいことだけ言いやがって帰って行く。
「松田ァ…帰るぞぉ!」
「ったくよ、あ、こら、勝手に行くな!」
「うわっ!」
「おい、A!」
Aがおぼつかない足で歩いてやがったために転びそうになる。
俺は急いで腕を掴んで自分の方へと引き寄せた。
627人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時