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Youside
少し気持ち悪くなってトイレに立った。
「…うぅ…気持ち悪ぃ…。」
お酒、飲んでないはずなのに…まさか…だけど。
「私か飲んだの…お酒…?」
少し顔を洗って化粧直しをしてトイレを出たら、
「…あ、Aさん。」
「どうして、ここに…。」
「急にいなくなったのでビックリしましたよ。」
「えっと…きゃっ…!」
「大丈夫ですか?」
転びそうになった私を男性が腕を持って助けてくれたのはいいけど、
私はその男性に右手をつかれて世にいう壁ドンをされた。
「…あ、あの…。」
「君、可愛いね。」
「へっ…。」
その男の人に髪を触られて咄嗟に肩が強ばる。
蹴ろうにも今日はスカート履いてきちゃったし…何にもできない。
「…や、やめて…!」
「なんで嫌がるの?
僕はAさんと…「おいっ。」」
男の人に肩を掴まれた瞬間に、
男の人の真後ろに何故かいる松田。
「…誰だテメェは!」
「俺はお前に用はねぇんだよ。
用はあんのはお前がナンパしてる野郎だ。」
男の人が離れたすきを見計らってか、
松田は私の腕を引いて私は松田の腕の中にいる状態となった。
「ま、松田…。」
「コイツに酒を飲ませたのはテメェだな?」
「えっ…。」
「ち、違っ…俺じゃなっ…。」
「こんなとこにのこのこ後から一人でやってきて、
Aとやろうと思ったのか?
人の女に手ぇだしてんじゃねぇぞ!!」
「し、失礼しましたぁ…!!!!」
松田の血相に男の人は顔色を変えて出て行ってしまった。
だけどあんた松田…人の女って…私、
松田の女になったつもりはないんですが??
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反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時