File103 ページ11
Z.Matuda
煙草を吸うために喫煙所に行くとたまたま萩に出くわした。
「よぉ、陣平ちゃん。」
「…んだよ。」
「ご機嫌斜めじゃん?
Aとなんかあったのか?」
「なんもねぇ。」
デスクでパソコンと向き合っていたAの姿を思い出す。
「Aはどうよ?あれから。」
「始末書に追われてるよ、それ以外は…。」
「それ以外は?」
そういや…アイツに最近、目を逸らされてる気がしてならねぇ。
「…いや、なんでもねぇよ。」
「なんだ、気になるじゃん。」
「こっちの問題だわ。」
「二人がキスした…「萩、テメェぶん殴るぞ。」
おー怖い怖い、わかったわかった。」
「俺がAにキスしたこと誰にも言ってねぇだろうな!?」
「言ったも何も…もうとっくに警視庁内には広がってるよ。」
だからか…同じ捜査一課の連中や他部署の連中から俺に対する視線がめちゃくちゃ痛かったのは。(主に男連中)
「Aは他部署の男性刑事から人気だからねぇ。
オマケに美人ときてノリも良い…他の男に取られる前に、
陣平ちゃん告った方がいいんじゃねぇの?」
「んなこったぁわかってるわ。
…って、んなことを言ってんじゃねぇ!」
「素直じゃないねぇ、陣平ちゃん。ww」
俺の目の前で腹を抱えて笑ってる萩を、ぶん殴りてぇ。
だから心配なんだよ…Aを一番狙ってるのは、
萩、テメェなんじゃないのか?
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反町ゆうり(プロフ) - るるさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁!わかりました!考えてみます! (2022年5月18日 22時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白い作品で、楽しく読ませてもらってます。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです。 (2022年5月18日 22時) (レス) @page50 id: 3da7b1202f (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - セレナさん» ありがとうございます!ハロウィンの花嫁考えてみます! (2022年5月18日 21時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 凄く楽しいです🥰続きが気になります。ハロウィンの花嫁を書いて欲しいです (2022年5月18日 21時) (レス) @page50 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月6日 18時