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File0-50 ページ4

Youside




「ば、爆発!?」




「二階にもあったのか!?」




「あ!」




気づいた時にはもう外守さんは二階の爆発した部屋に走っていた。




「くそっ!」




「よせ諸伏!」




「もう間に合わねぇ!」




「引き返せ!」




「お願い戻って!!」



「景ォ!」




ダメだ…行かないで、諸伏!!




「表!!桜!!!」




「何言ってんだ?表に桜なんか咲いて無…!?」




四人が何かに気づいている間に私も二階に上がる、




ダメだよ…もう誰も死んで欲しくない!




「つーかアイツ!!




なんで二階に登ってんだ!!」




「Aの様子…ただ事じゃなかったよね、陣平ちゃん。」




「あぁ…また思い出しちまったのか…?




(この事件が終わったら説教だな。)」




私はそんなことを話してるなんて知らずに二階の部屋に着いた。




やばい…胸が焼けるくらいの熱さだな…諸伏!!




「諸伏…ッ…!!」




「…A!?」




お互いに次に息をしたら終わりだ、




と目で合図して息をしないようにする。




諸伏の背中を押して先に行くように促した。




「(Aも後から絶対来いよ!)」





「(わかってる…。)」




アイツらなら…表で待ってくれているはずだ。




でも、このままここに入れば両親に会えるのかとも思ってしまった。

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月5日 7時

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