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翌日___Z.Matuda
Aの様子が気になり部屋をノックしたが、
「おい、A。
…いねぇのか。」
昨日のAの様子が気になり部屋を訪ねたがいねぇな。
「陣平ちゃん?」
「…萩、A知らねぇか?」
「Aか?
…いや、今日はお昼の後から見てねぇな。」
ガチャッ
「おい陣平ちゃん、さすがにそれは…。」
「…あ”?
大丈夫だろ、Aの部屋は何にもやましいことねぇよ。」
Aの部屋の扉を開けて中を確認する。
「やっぱりいないみたいだね。」
「この写真…確か…。」
写真立てが伏せられて、俺はその写真立てを立てて確認した。
確かこれって…Aが最後に両親と遊園地に遊びに行って、
”松田君…!松田君…!怖かったァ…!”
誘拐される直前に撮った写真だ。
俺の事をまだ”君”付けしてた時だから…だいぶ前だな。
「…ん?…おい、陣平ちゃん。」
「どうした、萩。」
「まずいんじゃねぇの、これ。」
一枚の紙に新聞で切り取られた文字。
「…まさか、アイツ一人で…。」
「Aの居場所、GPSでわかんねぇか?」
「確か…。」
萩が確認する直前、俺のスマホに着信が鳴った。
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月5日 7時