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File0-59 ページ13

翌日___Z.Matuda




Aの様子が気になり部屋をノックしたが、




「おい、A。




…いねぇのか。」




昨日のAの様子が気になり部屋を訪ねたがいねぇな。




「陣平ちゃん?」




「…萩、A知らねぇか?」




「Aか?




…いや、今日はお昼の後から見てねぇな。」




ガチャッ




「おい陣平ちゃん、さすがにそれは…。」




「…あ”?




大丈夫だろ、Aの部屋は何にもやましいことねぇよ。」




Aの部屋の扉を開けて中を確認する。




「やっぱりいないみたいだね。」




「この写真…確か…。」




写真立てが伏せられて、俺はその写真立てを立てて確認した。




確かこれって…Aが最後に両親と遊園地に遊びに行って、




”松田君…!松田君…!怖かったァ…!”




誘拐される直前に撮った写真だ。




俺の事をまだ”君”付けしてた時だから…だいぶ前だな。





「…ん?…おい、陣平ちゃん。」




「どうした、萩。」




「まずいんじゃねぇの、これ。」




一枚の紙に新聞で切り取られた文字。




「…まさか、アイツ一人で…。」





「Aの居場所、GPSでわかんねぇか?」




「確か…。」




萩が確認する直前、俺のスマホに着信が鳴った。

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月5日 7時

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