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Youside
伊達と諸伏と二階に繋がる階段を見上げる。
「とりあえず二階に行ってみるか…。」
「あぁ!」
「おーい外守さん!
ちよっと話を聞きたいんですが…外守…!?」
私が襖を開けると女の子を抱き抱えた外守さんが座っていた。
「大きな声を出すな…
やっとこの子が眠った所なんだから…。」
"君は可愛い子だ。
僕の言うこと聞いてくれたら痛いことしないからね?"
「…ッ…。」
自然と手に力が入る。
どうして今になって昔のことを思い出して来たんだろう。
「これから父ちゃんとあの世に遠足に行くんだよな?有里?」
「やっぱり自分の娘だと思い込んで…。」
「その子は有里ちゃんじゃない!!」
「違うものか!!
お前が会わせてくれたんじゃないか!!」
「オ、オレが!?」
私の前に立つように伊達と諸伏が立って外守さんと話をしていた。
「本当はあの日…
クローゼットで寝ているお前に気づいていたが…
殺さないでやったんだよ…
有里と仲が良かったお前のそばにいれば…
お前の親がどこかへ隠した有里に…
いつか会わせてくれると思ってな!」
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Noside
一方同じ頃、松田の教えで爆弾を解体していた降谷。
「違っ!!その線はトラップだ!!
慌てるな零…
焦りこそ最大のトラップだぜ?」
「あぁ…。」
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月5日 7時