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File0-48 ページ2

Youside




伊達と諸伏と二階に繋がる階段を見上げる。




「とりあえず二階に行ってみるか…。」




「あぁ!」




「おーい外守さん!




ちよっと話を聞きたいんですが…外守…!?」




私が襖を開けると女の子を抱き抱えた外守さんが座っていた。




「大きな声を出すな…




やっとこの子が眠った所なんだから…。」





"君は可愛い子だ。




僕の言うこと聞いてくれたら痛いことしないからね?"




「…ッ…。」




自然と手に力が入る。




どうして今になって昔のことを思い出して来たんだろう。




「これから父ちゃんとあの世に遠足に行くんだよな?有里?」




「やっぱり自分の娘だと思い込んで…。」




「その子は有里ちゃんじゃない!!」




「違うものか!!




お前が会わせてくれたんじゃないか!!」




「オ、オレが!?」




私の前に立つように伊達と諸伏が立って外守さんと話をしていた。




「本当はあの日…




クローゼットで寝ているお前に気づいていたが…




殺さないでやったんだよ…




有里と仲が良かったお前のそばにいれば…




お前の親がどこかへ隠した有里に…




いつか会わせてくれると思ってな!」




________________
Noside




一方同じ頃、松田の教えで爆弾を解体していた降谷。




「違っ!!その線はトラップだ!!




慌てるな零…




焦りこそ最大のトラップだぜ?」




「あぁ…。」

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年5月5日 7時

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