自×少女【そらる】【まふまふ】

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うらたぬきside




「あっ、待って、撃たれた」




「えええ！？何してんすかそらるさん！」




今録ってるのはPUGB。
Aはこれが得意ではないのか、俺の隣に座って画面を見ている。
...あ、あそこ一人居るわ。




「うし、当たった」




「たぬくん上手だね...！」




きらきらと瞳を輝かせるA。
その時、ちらりと見えた左手首の無造作な傷。
ぐさりと胸が刺されたように痛くなった。
痛い筈なのに、Aは笑顔を浮かべている。
ぐりぐりと傷を抉られているようなそんな感覚。
...自分を傷つけるのは辛いだろうに。
俺は、悟られない様ににっこり笑って、Aの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。




「カツ丼食いてぇよぉ」




「四人も居てこれってヤバくない？」




「...やり直そうか」




始まって直ぐに学校に降り立ち、まず彼方さんが撃たれて死亡。
そいつは俺が仕留めたけど、そいつのチームらしき奴に真冬と絢が撃たれて死亡。
俺はフライパンで何とか難を逃れたけど、バックパック拾った瞬間に背後から撃たれて死亡。
...まじかよ。




「A、何処が良いと思う？」




「ポチンキ降りよう？」




「だってさ」




「じゃ行くよ！3、2、1、どーん！」




真冬の掛け声で一斉に飛び降りる。
あ、そんなにポチンキ降りてる奴居ない...居るわ。




「あ、でもそんなに多くないね？」




「皆学校行ってるんだろ。あ、ヘルメット」




「レベルは？」




「3」




「嘘マジで」




「...マフ君、マフ君の左側に人居たよ！」




「えっ、あっ、うらあああああ」




Aに言われて銃を乱射した真冬。
結果は、ヘッドショット。




「嘘だろ！？」




「すげぇ！」




皆からの驚きの声に、真冬はふふん、と満足そうに笑った。

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