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よそ あまり いつつ ページ45

他の禿がそう言ってくれた

その言葉に安心した



「これ、よかったら食べてください。私あまりお腹が空いていないんです」



『いやいや!そんなの良くない。貴方みたいな小さい子は今の時期に沢山食べて力をつけておかないと』



「…そうですか?」



『うん!貴方達こそお腹いっぱいになるべきよ。私は大丈夫!』



「わかりました……いただきます…」



うんうん!このくらいの子はたくさん食べるべきね!
素直で可愛い…人間の子供なんて大分久しぶりな気がする

多分明日、朝餉は貰えるだろうし今食べなくてもいいや



「……ぅっ………ひっく………」



『お、泣き止んできたね。ほら、深呼吸して?泣きながらご飯食べても美味しくないからね』



「ふぅ………っ…すぅ……すぅ………」



『上手!よくできた!あとは自分の好きな様にご飯食べな。焦らなくていいし無理もしなくていいからね』



「うん…ありがとう………」



「…なんだか母親みたいですね」



『あははっ、確かにそうかも』



あぁ〜…落ち着く
人間と関わると故郷に戻ってきた気分になる

……初めてくる場所だし初めて話す子だけど。


もうこの子達見守る仕事したい…
鬼の女中はもうやだ……
血ばっかだし…

………でも、私の手でこの子達に触れるのは…気が引ける
さっきちょっと触っちゃったけど…

私の手は沢山の血で汚れてきた
人間にとって悪い物に仕えてる私は…有害だろう。

極力触らないようにしよう

………この手の汚れがなくなったら子どもの世話をする仕事をしたいな
んー、学校の先生とかどうかな

…私に教えられることないけど



「………ごちそうさまでした」



『私が片付けようか?』



「いえ!大丈夫です!貴方はそこに座っていてください!………その子が貴方に甘えたそうにしているので…今だけでも、相手をしてあげてくれませんか?」



『…わかった!大丈夫よ、私にはいつでも甘えていいからね。皆。』



「………ありがとうございます。本当に。では、片してきます」



食器を持ち、部屋から出ていく一人の禿
部屋を出ていく時、目を赤くしながら鼻をすすっていた

やっぱり、どんなに礼儀正しくても子供は子供なんだなと思う


後で遊んであげよう…

よそ あまり むっつ→←よそ あまり よっつ



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こなき(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» わ!ありがとうございます😭そう言っていただけてモチベ上ります⤴ (10月16日 6時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - あかざちゃんが優しすぎて泣く。むざりんが何がしたいのかは分かんないけどこれからの展開期待してます! (10月15日 13時) (レス) @page29 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
こなき(プロフ) - 雪製レンガさん» ウギャ嬉しすぎりゅ (7月7日 15時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
雪製レンガ - イメ画うますぎて泣けてきます… (7月7日 10時) (レス) id: 53ca077bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 柴犬愛好者さん» 分かりみが深すぎる (7月1日 10時) (レス) @page17 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐那菊 | 作成日時:2023年5月28日 1時

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