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よそ あまり みっつ ページ43

「んー、そうねぇ…アンタにはどの色が似合うかしら」



唇に手を当てながら着物を選ぶ堕姫様

私は、その様子を見ながら今後について考えていた


いくらなんでも急展開すぎない?
もうちょっと……3日くらい空けても良かったと思うんだけど…!!

このお店にいる人にはなんて説明するつもりなんだろう…

遊女の振る舞い方なんて全然わからないし…
何をしたらいいんだろう……



「これなら今よりはマシになるかしら……ちょっと、アンタこっちへいらっしゃい。特別にアタシの着物を貸してあげるから。」



『はい。ありがとうございます』



「……やっぱり、アタシの目に狂いはなかった。浅葱色が似合うわね。…茜色もいいかも」



私の体に着物を合わせながら真剣に選んでくれている…

今まですごい心配でほんの少しだけ嫌だったんだけど……
ここまでくると自分が悪い奴に思えてくる



「そぉねぇ〜………いつも青い着物だし、ガラッと雰囲気を変えて茜色にしてみましょうか。帯は…やっぱり真珠色がいいわね。これが貴方に一番合ってる」



『おぉ……凄いですね、堕姫様』



「ふん、これくらい当然でしょ?感謝しなさいよね」



『ありがとうございます』



「アンタも様になってきたじゃない。……次は…その髪型辞めて、結いましょう。アタシがやってあげる。」



鏡の前に座り、自分の顔を見ながら髪を結わえるところを観察する

ずっと髪を結っていなかったから少し緊張


……私、茜色でも悪くないかも。
玉壺から貰う着物は全部寒色で必ず魚の模様が入ってたからなんか新鮮

この着物は山とか木とか鷺とか…色んな模様がある
久しぶりに見たな、こんな着物



「……よし。簡単だけど、すぐ崩れないしいいでしょ。次は化粧ね。白粉をして、紅を引けばいいわね。目を閉じて」



『はい…』



素直に目を閉じ、化粧品が肌に触れる感覚を楽しむ

化粧なんて滅多にしないし、堕姫様にやってもらえるなら安心

……ちょっとくすぐったいけど



「………よし。できた。」



『おぉ〜…!!私、こんなふうになれたんですね!堕姫様のおかげです。』



「ふふん。アタシの手にかかればこんなもんよ。………にしても化けたわね。アタシの近くに置いておくに相応しい」



『そうですか?なら良かったです』



白い肌に紅い唇と目元
本当に元からこの店にいた人みたいだ

よそ あまり よっつ→←よそ あまり ふたつ



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こなき(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» わ!ありがとうございます😭そう言っていただけてモチベ上ります⤴ (10月16日 6時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - あかざちゃんが優しすぎて泣く。むざりんが何がしたいのかは分かんないけどこれからの展開期待してます! (10月15日 13時) (レス) @page29 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
こなき(プロフ) - 雪製レンガさん» ウギャ嬉しすぎりゅ (7月7日 15時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
雪製レンガ - イメ画うますぎて泣けてきます… (7月7日 10時) (レス) id: 53ca077bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 柴犬愛好者さん» 分かりみが深すぎる (7月1日 10時) (レス) @page17 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐那菊 | 作成日時:2023年5月28日 1時

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