おはよう人間【鬼滅の刃】

ふう ページ2

目の前で見れば見るほど気分が悪くなる


あまり人の顔をとやかく言いたくないけど……
そもそもこれは人なのか怪しいし!!







「そう……A殿は違う…………
人間でありながらあの方にも気に入られた…

ヒョッヒョッ!!羨ましい限りだ!」




『………あの方…?』








人間でありながらって………
え、まさか本当に妖怪なの?こいつ

便所に住んでそうだな







「にしても……良く出来た肉体だ
腹を満たすのもいいが……やはり作品に………」



『………なんか怖いです。玉壺様』






恐怖が………怖いよ!!
なんか痛い目に遭いそうでやだ!
私、痛いのは嫌だよ絶対!

















「こらこら、玉壺殿。
無惨様に言われただろう?
“この娘の血を流してはいけない”と。」

















『…………誰』





なんか部屋に入ってきた……けどこの人は普通…?変な形してない
良い顔してんな

てか私の血を流してはいけないとか……
何?暴力集団なの?





「おっと、いきなり失礼したねぇ
俺は童磨
仲良くしておくれ、Aちゃん」




『え?あぁ…はい……』






他愛もない笑顔で手を差し出してくる童磨という男







うわァ……!!爪が!!鋭いよこの人!!
握手するの怖い………

よく見たら牙が…!!!まさかこの人も妖怪!?








「そうであった………くゥ……食料にも作品にもできないのが惜しい!!
だがそれもまたいい!!!

………ところで何故ここへ?」






「んー?単なる暇潰しだよ
誰も彼もつれないからねぇ
それに、Aちゃんの様子が気になってね
頭から落ちたというから俺は凄く心配したんだぜ?」






『は、はぁ………どうも…?』










本当に私はここの女中だったのか…
まだ確信は持ててないけど〜………

まぁ礼儀は大事……かな?










「さ、玉壺殿。我らはお暇しよう
Aちゃんはゆっくりお休み
何かあれば何時でも相談にのるからねぇ!」




『はっ……はい……おやすみなさい』










………未だに信じられない………
便所虫みたいなのと話したし…
しらんけど記憶ないし……


それに…私って女中だったんだ…

うーーーーん………………
なんかしっくりこない

こんな洋風な部屋、知らない




ベッドふかふか…
襖じゃなくてドアだし……
お洒落なランプもあって……
時計とかあるし

壺がたくさん飾ってある…なかなか綺麗だけど




………これ…これって………………………








『今を煌めくモダンな部屋…!!!』






わぁぁ!!凄い!!
ちょっと憧れてたというか気になってたというか
もちろん和風も好きだけどこれも好き!





今日はよく眠れそう!!!

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