うちのフィギュアはなんかおかしい【煉󠄁獄杏寿郎】

30．恋愛感情 ページ30

「?好きだぞ!!」



『ｺﾞﾌｯ………いや…そういうのじゃなくて』






やばいよ
破壊力凄すぎるよ

でも私が聞いてるの恋愛感情の方だから!
今のそっちじゃないでしょ!



…………どの意味だとしても嬉しいけど







『………恋愛感情でですよ』



「ふむ………………」






あっやばいイケメン

さっきまでニコニコ笑顔だったのにキョトン顔に!!

マジで可愛い………尊い……








「…………………君は俺と恋仲になりたいか?」



『へ……』







え、なれるもんならなりたいですよ…


笑顔可愛い………でもね…

笑っていうもんじゃないです………!
夢女子爆発案件


というか………恋人でもないのに……
あぁぁぁ!!思い出せば恥ずかしくなってくる!!










『えっ……と………まぁ…………はい…』




「……そうか!俺も同じだ」




『………………えっ?』














………………え

同じ?





恋仲に……………なりたいかどうか………?













…………………くっそおおお!!

いい女になるって決めたのに!
冷静にいこうと思ってたのに!
煉󠄁獄さんの赤面が見たかったのに……


私のほうが赤くなっちゃってるじゃん…!











「……………A少女の名前は?」

　

『A………です』










名前を教えると大人っぽく笑った



満足したような

楽しそうな













「A。」



『はっ、はい!!』










や、やばい名前っ………

冷静に!!落ち着け私!












「俺は女性として君が好きだ」



『へ…あ………』











やばい顔がいい

……そこじゃなくて







何回か告白されたことはあるけど……

今までとは違う




これまでは何故か嫌悪感を抱いてしまっていたけど


今は心臓がバクバクして止まらない







女性として君が好きだって…!!!!
告白かっこよすぎ…!


女性として…………………






………………………………好き…












『わ、私も…………好きです…本当に』











自分からこの状況にしたんだけど…
後悔でしかない!!

…………いい女になる!!私!
今のままじゃなんかだめ!!












『………両思いって事ですよね…』



「うむ、その様だ」



『なら…………』
　










綺麗な形の頬を私の手で包む



驚いて見開かれる目

その目を真っ直ぐに見つめ



















2度目の口付けをした

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