うちのフィギュアはなんかおかしい【煉󠄁獄杏寿郎】

12．朝ごはん ページ12

『煉󠄁獄さん……あの……』


「どうした!A少女!!」





うん。嬉しいんだ
でもね………集中できない…




『もうすぐご飯出来るので…椅子に座って待っててください…』


「駄目だ!!A少女が怪我をしないように見ていたいんだ」


『でも集中できないので……そんなにガン見されても…』




包丁使ってるしね…………
危ないかもしれないけどさ?
そんな横からガン見されても集中できんのよ………

てかずっと隊服だよなぁ…
格好良くて好きなんだけど家でゆったり出来ないのでは?



『煉󠄁獄さんってその服脱げるんですか?』


「うむ!!それがどうした!」



あ、脱げるんだ…………
フィギュアってなんだっけ。



『今日休みだし煉󠄁獄さんの服でも買いに行こうかなと思って』


「それはいかん!!」


『え?』



…………何故……
ずっと隊服のほうが良かったかな



「また君が怖い目に合ったりでもしたらどうする!!それだけで俺も心が痛むんだ」


『あー……大丈夫ですよ!!朝だし、私は煉󠄁獄さんが居れば癒やされるので』


「だが…」


『心配なさらず!!』




困った顔してますねぇ〜
可愛い
煉󠄁獄さんが私の心配してくれてんのか……
…………これやっぱ夢じゃね?




「ならば俺もついていっていいか?」


『それは絶対駄目です』




うん。アカン。
誰がどう見ても煉󠄁獄さんなんだから
コスプレイヤーと勘違いされるよ
騒ぎになっても嫌だし……

2次元の再現度なんだぞ??



「むう…………」


『あっ可愛い………さ、ご飯出来たんで食べましょ』


「俺が運ぼう!!」


『もう運んでるじゃないですか……』




言うより先に動いちゃうタイプ?
…………可愛いなおい。



「これは…味噌汁じゃないか!!さつまいも入りの!!!!」


『はい!!好きだろうと思って……前も作ったけど…』




目キラキラ…可愛い………
成人男性とは思えないよなぁ……

ちな今日の朝ごはんは
白飯 さつまいもの味噌汁 高菜
です。質素だなぁ…


これだけじゃ煉󠄁獄さんは絶対足りないからラーメンでも作ろうかな

…………インスタントの…




「A少女はこれで足りるのか?」


『はい!!煉󠄁獄さんは足りませんよね?インスタントで良ければラーメン作ります!』


「気が利くな!!ならばそれも貰おう!!」



正直インスタントラーメンでも足りないかもしれないけど……
ま、食べてもらお



『お味はどうですか?』


「わっしょい!!!」


『良かったです!!』



わっしょい聞けました…!!やった!!
今日1番の幸せです………

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