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「…そこまで気にしなくてもいい。得するものだ」


『はぁ……そういえばお館様というかたはどなたなんでしょうか…?産屋敷さんの事でしょうか』


「………そうだ」


『そうなんですね…今度産屋敷さんにお礼をしに行きたいのですがどうすればまた会えますか?』


「あの方はご多忙だ。再会はかなり先のことになる……手紙でも書いたらどうだ」


『そう、ですか……なら、ご提案の通りお手紙を書きます』


「うむ。用意するから寝ていなさい」


『わかりました。ありがとうございます』








素直に寝転がり、家の中を見渡す

すぐとなりには囲炉裏があり、火がパチパチと燃えている
その奥には斧と鉄球のようなものが見えた





なんだろう…あれ………
拷問器具…?なんでそんな物が家に…
あの人もしかしてとんでもない人なんじゃ…
格好も、少し怖かったし…

見慣れない洋服に、額の大きな傷……
外国人みたいに体も大きかった


………でも、きっと悪い人じゃないはずよ
産屋敷さんとお知り合いのようだったし、手紙も準備しに行ってくれた

人を見かけで判断するのは良くないわ
…ちゃんと中身を知らなきゃ、お母様のようになってしまう。

昔、ガラの悪い男の人が子供を助けているところに出くわした時、お母様は暴言を浴びせていたのよね…
私はそんな人になりたくない。しっかりしなきゃ







「…起きれるか。こっちの机に置いておくから好きな時に書きなさい」


『ありがとうございます。
……少しお聞きしたいのですが、悲鳴嶼さんは執行人か何かのお仕事をしているんでしょうか?』


「………いや、違うな。」


『では、なんの……』


「鬼狩りだ。」


『……鬼…………?』







思考が止まってしまった
こんな大男が鬼狩りだなんて口にすると思っていなかった


………でも、巷で聞いたことがある
鬼、それは昔からいる者

人間を襲い、腹を満たす

そんな悪い鬼を退治する“鬼狩り様”がいること


思い出した。今考えると私が殺した男は鬼だったのかもしれない
なるほど、と合点がいく。






「…戸惑うのに無理はない。だが、鬼は……」


『実在、しているんですよね』


「……………疑わないのか」


『はい。私の身内は鬼に殺されてしまいましたし、昔、鬼がいるとは聞いたことがありました』


「そうか…ならば話が早い。……無理にとは言わない。Aには剣士の才がある。どうか、鬼を滅するため協力してくれないだろうか」


『………私が力になるのなら。協力します』








この3日後から悲鳴嶼さんによる修行が始まった

┃⁠鬼殺鍛錬日記┃→←・



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優衣(プロフ) - 後半食べ物の事ばっかりなの可愛い(ノ≧▽≦)ノ続き楽しみにしてます✨ (4月2日 11時) (レス) @page25 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
こなき(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!頑張ります(⁠ᗒ⁠ᗩ⁠ᗕ⁠) (4月1日 20時) (レス) @page24 id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 夢主ちゃんのお茶渋かったんだ🍵続き楽しみにしてます✨ (4月1日 18時) (レス) @page24 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
こなき(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます(ToT)更新頻度低くて本当ごめんなさい😖なのにまだ見てくれてることが嬉しすぎて泣けてきます…アリガトウ!!! (3月11日 21時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 無一郎のまたね(⌒0⌒)/~~めっちゃ可愛い(ノ≧▽≦)ノ続き楽しみにしてます✨ (3月11日 21時) (レス) @page24 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐那菊 | 作成日時:2023年9月22日 23時

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