あ ま の じ ゃ く 【片桐智司】

裏番7 【貴方side】 ページ8

貴「ただいまー」ｶﾞﾗｶﾞﾗ


参考書片手に私は閉まっていた教室のドアを開けた



教室には喧嘩から帰ってきた京子ちゃんと明美ちゃんがいた




京「A!お前どこ行ってたんだよ」



明「ガンくれた奴ら締めに行こうとしたのに」



この人たちの会話怖過ぎない？普通の女子高生が聞いたら鳥肌もんよ？




貴「私はねー、片桐くんと本屋に行った」



私がいると教室内にいるみんながらシーンと静まりかえった。え、私変なこと言った？



全「「片桐と本屋!?(ですか！？)」」




一斉に声を合わせて言ってきた。オー！すごい(笑)



京「ど、どういうことだA！」ﾕｻﾕｻ



京子ちゃんが乱暴に私の肩を掴んでﾕｻﾕｻと揺さぶってきた。め、目が回る!!



明「な、殴り込みスカ!!!」



明美ちゃんは明美ちゃんで怖いこと言ってるし!?



貴「違う違う!変なチンピラに絡まれてる所を助けてくれたの」



私が言うと京子ちゃんは揺さぶりから解放してくれた



京「何にもされてねぇか?」




貴「何にもないよー」



片桐くんはそういう人じゃないからね！律儀だし！かっこいいし!




明「開久の片桐が…Aさんと本屋に」



うん、分かるよ。片桐くんが本屋に行くなんて想像つかないよね、分かる(笑)



貴「でも、片桐くんはいい人だよ？」



京(明美…Aの奴…)



明(片桐に惚れてますね…)




京子ちゃん達がコソコソ2人で話をしている、こういう時は変なことだから聞かないでおこう




京「A!今日は伊藤さんとデートもないからサテン行くぞ！」




貴「ほんと！？ワーイ！」




久しぶりに京子ちゃんと明美ちゃんと放課後デート!!楽しみー！

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