人見知りな新米魔法騎士のお話 (ページ48)

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47話『温泉』ページ48

メレオレオナ「ばかものが!!!死にたいのか!!」

貴「ごべんなざい!!!」

Aはメレオレオナに拳骨され、説教を受けている最中だ。いきなり空に飛んだかと思えば、数分間消えていたらしい。きっと、悪魔の仕業だろう。

メレオレオナ「…しかし、根性だけは認めてやる」

貴「!ありがとうございます!」

メレオレオナに認めてもらう事ができたA。誰かに認められるのは、やはり嬉しいようだ。

ジャック「かっかっ!…んで、何待ちだ？こりゃ」

貴「聞いてなかったんですか…温泉ですよ!」

Aはキラキラと目を輝かせながら話している。温泉なんて、入ったことがないAはどんなものなのか興味津々だった。

ジャック「…ｹｯ、風呂かよ…」

貴「なんで、残念そうなんですか…」

温泉に浸かるとジャックに話すと何故か嫌そうにしている。風呂に入るのが嫌いなようだ。

アスタ「お湯なんてどこにも…」

すると、激しい音をたてながら噴火口からお湯が出てきた。夜にしかお湯は出ないのだろうか？不思議な現象だ。

貴「すごーい!!団長!!すごいですね!」

ジャック「かっかっ、ただのお湯だろうが」

温泉に大興奮のするAとは裏腹にあまり嬉しそうではないジャック。

ソル「男共に姉さんの清らかな裸体は絶対に見せん!土魔法"土壁横断!」

ソルの土魔法で男湯と女湯にわけられることが出来た。さすがに一緒に入るのはちょっと…

貴「団長また、後で」

ジャック「逆上せんなよ」