40話 『順位発表』 ページ41
ジャック「…今、何時だ?」
貴「!…19時30分ですね…団長は先に行ってください」
団長達は20時に各団の順位発表があるのでその場に居合わせなければいけない。時間は厳守だ。
ジャック「かっかっ、ちゃんと来いよ」
ジャックはAの頭を軽く撫でると順位発表が行われる王宮に向かった。
貴「…ﾊｧｧｧｧｧｧ…団長…何で、あんなこと言うのぉぉぉ!!」
その場にしゃがみこんで顔をおおってしまうA。あんなことを言われたら変に意識をしてしまう。
貴「ｳｩｩｩ…どんな顔して話せばいいの…」
顔を赤くしながらトボトボと歩いている。するとザワザワと騒いでいる場所に出てしまった。
貴「?…シャーロット団長?」
騒いでいる場所に出ると綺麗な女性が椅子に座っていた。Aは直ぐに女性が碧の野薔薇団長のシャーロットだと分かった。
シャーロット「A…祭りに来ていたのか」
貴「はい、シャーロット団長とてもお似合いです!」
いつもは鎧を着ているシャーロットだが、今日はドレスを着ている。女性らしさがでていて可憐だ。
シャーロット「貴様も着ればいい、ソル」
ソル「はい!姉さん!」
どこからともなく碧の野薔薇のソル・マロンが現れ、Aの肩をガッチリと掴み試着室に入っていった。
貴「え?!あ、ソルさん!?」
ソル「女同士だから大丈夫だろー?」
ソルと一緒に試着室に入るとあっという間に着替えさせられたしまった。この前、着た綺麗なドレスを着せてもらった。
貴「恥ずかしいです!」
シャーロット「可愛らしいな、似合っている」
緑を基調としたドレスでこの前の着たドレスより胸元が空いている。こんな可愛らしい服をきていいのかと思っているA。
ソル「可愛いなー!」
貴「ソルさんありがとうございます」
照れながらも着せてくれたソルにお礼を言うA。そろそろ順位の発表が始まる時間だ。
シャーロット「変な男には気をつけるんだぞ…(あぁ、A、なんて可愛いんだ」
貴「はい!ありがとうございました!」
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作者名：唐墨 x他1人 | 作成日時：2018年9月26日 0時
