32話 ページ33
ユリウス「呼びつけてしまって悪かったね〜」
貴「…(魔法帝とアスタさんだ)」
魔法帝とアスタがいる部屋に入ったA。そして、何故か後ろには拘束されている魔道士が今。その様子をジャックの後ろに隠れてジーッと見ている。
ユリウス「!Aくん、お疲れ様大丈夫だったかい?」
貴「!?ハ、ハイ!大丈夫です!!」
魔法帝に久しぶりに会ったAはガチガチに緊張している。顔をいつもより強ばっている。
魔法帝「君の活躍は聞いているよ、ありがとう!星の授与10個以上には固いだろうね」
ユリウスはニコニコと笑いながらAの活躍を褒めてくれた。素直に嬉しかった。
ジャック「かっかっ!…コイツは優秀だからな」
ジャックは笑いながらAの頭を乱暴にだが撫でている。その様子を見てアスタも強ばっていた緊張が解けた。
ユリウス「…色々と分かったんだ、でも…一番の情報はこれかな…」
するとユリウスの周りの雰囲気がガラリと変わった。とてもギラギラと尖った感じだ。
ユリウス「…君たち白夜の魔眼に協力した、"団長"の名はなんだい?」
貴「!?!」
驚きを隠せなかった。偉大なる団長達の中の誰かが白夜の魔眼に加担していたなんて…Aは勢いよくジャックの方を振り返った。
貴「団長は…ないですね」
ジャック「あたりめぇだろ!!」
ジャックが白夜の魔眼に加担しているなんて有り得ない。だって、あのジャックだよ?あの、ドSフェチのジャックだよ?←
白夜の魔眼「「それは…"紫苑の鯱団長、ゲルドル・ポイゾット」」
2人の白夜の魔眼は"紫苑の鯱"団長であるゲルドル・ポイゾットが加担していたと証言した。
ゲルドル「な、何を言っている!!この私が王国を裏切るようなことをするか!!」
ゲルドルは容疑を否認しているが、周りの団長は誰一人信用していなかった。黒い噂が耐えない彼を信じる物は1人も居ない。
マルクス「私の記憶交信魔法の情報は…絶対です」
マルクスの記憶交信魔法は人の記憶に干渉し、何があったか嘘偽りなく分かる魔法だ。
ゲルドル「何かの間違いだ!」
言い逃れをするゲルドルは自身の透過魔法を使ってその場から逃げようとしていた。
貴「!?え、あ…ちょっと!?」
透明な何かに引っ張られそのままAも透明になってしまった。
ジャック「!?あんの野郎!どこ行きやがった!A!」
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作者名:唐墨 x他1人 | 作成日時:2018年9月26日 0時