喧嘩しないで猛さん！【今日から俺は】

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相良side




貴「ありがとうございます、ここまでしていただいて…」



鳥井さんが、俺に笑いながら礼を言ってくれた。人から礼なんてもらうのは久しぶりだ



相「いーから…そんなこと言わなくても」



鳥礼を貰うために俺はつくしてるわけじゃあねぇし、ただ…鳥井さんの近くにいてぇ訳で…



貴「相良さんは優しですね」ｴﾍﾍ



相「え、俺が？」



周りからは狂犬だなんて言われてる俺が優しい？初めて言われたぞそんな事…



相「ﾊﾊｯ!やっぱ鳥井さんおもしれぇや…」



俺の事優しいなんて言うやつ初めて見た。智司でも言わねぇぞ？



相「血も涙もねぇ狂犬って言われてんのにな」



別に気にしてはねぇが…鳥井さんの前では言いたくねぇな。



貴「相良さんはそんな人じゃありません！」



鳥井さんがかなりデケェ声で言ってくれた。俺の事なのか？



貴「だって、相良さんは私のこと何回も助けてくれるし、一緒に帰ってくれる…それに！」



俺のことをこんなに言ってくれる奴がいるなんてな…ヤベェ、鳥井さんだからよけいに嬉しい/////



相「っ////褒められたことなんてあんまねぇから…恥ずかしいな///」



らしくねぇけど結構恥ずかしいな…あんま顔見られたくねぇな。



貴「す、すいません!////」



顔を真っ赤にしながら、下を向いて歩く鳥井さん…可愛いって////



貴「あ、私の家ここです。相良さん！今日はありがとうございました！」ﾍﾟｺﾘ



深々と俺に頭を下げる鳥井さん。



相「俺も今日はありがとうな…楽しかった」



貴「ｴﾍﾍ」



頬を赤く染めながら笑う鳥井さん…可愛いすぎるって////



相「んじゃ、俺行くわ…じゃーね、鳥井さん」



鳥井さんに別れを告げて帰ろうとした時



貴「あ！ちょっと待っててください！」



何かあったのか急いで家に入った鳥井さん、何だ？どうした？



貴「こ、これ！もしよかった…」
、

鳥井さんが持ってきたのは白いマフラーだった、俺のために持ってきたくれたのか？



相「俺に？」



貴「ハイっ！」



鳥井さんからマフラーを借りられるなんて思ってもなかった…明日智司に自慢してやろう。



相「ありがとう…じゃーな」



貴「さよなら、相良さん！」ﾆｺｯ




!!っ/////俺…鳥井さんのこと好きだ、ずっと守ってやりてぇ…




相「…らしくねぇな////」



夜の街を1人俺は今日のことを思い出して家に帰った。

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