海～これはあなたとの運命の出会い～ (ページ5)

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海:大倉side ページ5

『歌聞かせてください！！』

大事そうに楽譜を抱えた男が振り返った

とても澄んだ瞳でこちらを見つめた。

？「なんで…」

『え？』

？「なんで知ってはるんですか？！」

『なんでって、、。この前ここ通った時、あなたがギター弾いて歌っていたのを見たんです。』

(……)

？「(*ﾉωﾉ)ﾎﾟｯ」

え？顔赤くなった

まさか、照れたん？

可愛い。…?!いや、男相手に可愛いはおかしいか

？「見てる人、居たんや。ちょっと恥ずかしいんで…」

『綺麗でした』

？「えっっ？」

『歌声とギターの音色がすごく綺麗でした。実は、今日あなたの歌を聞きに来たんです、なんかすみません。』

？「えぇぇ?!そうやったんですね!!自分を褒めてくださるなんて…。僕が不快じゃなかったら全然歌いますよ。」

『不快だなんて思ってませんよ笑』

『あの…お名前聞いてもいいですか？』

「安田章大です。僕、海と歌が好きで…。趣味でよくここで歌うんです。、、、あの、あなたは？」

『俺は大倉忠義です。最近ここら辺に越してきたんです。』

安「忠義さん。いい名前ですね。ギターのチューニングするんで、ちょっと待っててください！人前で歌うの慣れてないんで変になっちゃうかもですけど笑」

『いえ、ゆっくりで大丈夫なんで』

安「ははっ。すみませんね」

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ギターってこんな綺麗な音やったっけ

まだ1回しか聞いてないけど、心が落ち着くなぁ