海:大倉side ページ3
見ての通り。
俺は、あまり人と関わりたくない
なぜかって？
ただ、めんどくさいだけや。
俺が小学生の時に親が交通事故で亡くなった。
直ぐに俺は祖母に引き取られて不自由のない生活を
送っていたが、この前俺を育ててくれた祖母が亡く
なった。
俺は転校して一人暮らしをすることになった。
はぁ
今日も学校疲れた
散歩でもすっか。
(ガチャ)
散歩って久々やな
てか、ここら辺って結構田舎なんや〜
あ、あっちに砂浜ある
「ぁぁ〜♪らぁ〜らぁ〜♪」
え？歌声？
行ってみると1人の金髪の男がギターを持って歌って
いる。小柄だな
まっすぐな瞳。
風になびくサラサラな金髪。
綺麗な声。
なんか、涙出てきそう
なんでやろ笑
それから30分くらい？
俺は彼の声に惚れてた。
そろそろ、寒くなってきたな
帰ろ。明日も聞けるかな？
『おはよう』
丸「おはよう！たっちょん！」
『たっちょん？』
丸「そう！たっちょん！可愛ええやろ？」
『なんやねんそれ笑』
丸「あっ！！笑ったぁぁ！」
『え？』
丸「ほら、たっちょんってあんま笑わないやん？
何か良いことあったん？？」
『良いことか…。』
普通に生活してたけど
あ。海の時、あの彼の声聴いて癒されたんかな
今日も居るかな。あの人。
(キーコン カーコン)
？「はい。座れよ〜ホームルーム始めるで〜」
「え、誰？」
「昨日の先生は？」
「あんな先生いたっけ？」
？「おーい！昨日までは俺の代理の先生や！
初日から怪我で休んでもーた！すまんなぁ！
先生の名前は村 上信五。よろしゅうな」
「先生〜チワワみたーい」
「八重歯先生〜」
「銭ゲバ先生〜」
村「うっさいわ！ボケー！」
『ははは笑』
なんや、おもろい先生やな。
でも絡むのはめんどくさそうやけど
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作者名：(名前)まるぼうず | 作成日時：2021年5月8日 22時
