2長編になりそうなネタの冒頭を書いてみた【色々詰め】 (ページ5)

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ジョジョ3部（承太郎・花京院）ページ5

私には生まれつき他の人にはない特別な力があった。
私のそばには私にしか見えない守護霊がついていて、その守護霊は私の意のままに操ることができた。

私の守護霊は風を操る。

物体を切り裂いたり、吹き飛ばしたりできる。

といっても日常生活で使うことなんてほとんどなかった。能力を応用すれば空を飛ぶこともできるけど、人目につく可能性があるし。あ、でもドライヤーがわりになるのは便利だと思う。

スポーツとかやってれば風の力でいくらでも変化球とかイカサマはできるだろうけど、さすがに良心が痛むのでできない。
この能力、悪党が手に入れたら大変なことになりそう。人畜無害なAちゃんがご主人でよかったね。ウィンドブラストちゃん。

学校が終わり、今日もいつも通りの通学路を通って家に帰る…はずだった。

「お前がAAだな」

道路のど真ん中で、知らない人達が立って道を塞いできた。えっ、何

「ディオ様の命でお前を連れてこいといわれているんだ。大人しく着いてきてもらうぞ」

＿＿＿＿＿＿

時と場所は変わり、ここはとある民間の飛行場
DIOを倒す旅に出ているジョースターとその一行は、この飛行場で3日も足止めを食らっていた。

「シット！！早くDIOの所に向かわねばならないというのに……何なんだこの風は！これじゃ飛行機が飛ばせないではないか！」

「天候ばかりは…どうにもならないですからね…」

ジョセフは唇を噛み締める。今、この瞬間も愛しの娘ホリィが自分のスタンド能力に苦しんでいる。
スタンドに耐性がなかった彼女は自分のスタンド能力にどんどんと体力を奪われており、死んでしまうのは時間の問題だ。
DIOを倒せばスタンド能力発現は止まる。だから一刻も早くDIOを倒さなければならない。

だというのに

「オーマイゴッド！！もう3日だ！3日も豪風が吹き荒れることなんてあるか！？」

そもそもここはそこまで天候が悪い土地じゃないはずじゃ！！

その言葉に承太郎の眉が動く

「…おい、おじいちゃんよ。ひょっとして、この風がスタンド能力って可能性があるんじゃねぇのか？」

その言葉にジョセフはガバッと顔をあげる。

「…あり得る！あぁ！何でその線を考えなかったんだ！しかも風の威力を考えると、すぐそばにいる可能性が高い！」

手分けして探すぞ！！

そう言った次の瞬間、頭上から声が聞こえた。

『あーあ、バレちゃった』